JR東日本の特急形電車E657系のうち1編成(K12編成)が紅色の「フレッシュひたち」リバイバルカラー車両となり、常磐線経由の特急「ひたち」「ときわ」で営業運転を開始している。リバイバルカラー車両は緑色の編成(K17編成)に続き、2編成目となる。
「フレッシュひたち」リバイバルカラー車両は、2023年10~12月の「茨城デスティネーションキャンペーン」開催を記念して登場。特急「ひたち」「ときわ」の現行車両であるE657系を使用し、2013年まで特急「フレッシュひたち」などで活躍したE653系のテーマカラー(計5色)によるリバイバル塗装を行う。車体側面にシンボルマークも掲出する。
昨年末、リバイバルカラー車両の1編成目となる緑色の編成(テーマ図案は「霞ケ浦と帆引船)が運行開始。2編成目となる紅色の編成(テーマ図案は「梅と好文亭」)も、かつてE653系に施されたカラーリングをほぼ忠実に再現している。2編成目の運行開始に先立ち、2月11日に「フレッシュひたち」リバイバルカラー車両撮影会(第2弾)が開催され、緑色と紅色の2編成を並べて展示したという。
E657系の「フレッシュひたち」リバイバルカラー車両は今後、黄色の編成(テーマ図案は「ひたち海浜公園と水仙」)、青色の編成(テーマ図案は「塩屋崎海岸と灯台」)、橙色の編成(テーマ図案は「袋田の滝と紅葉」)が登場し、「茨城デスティネーションキャンペーン」期間をめどに計5編成が出そろう。特急「ひたち」「ときわ」の一部列車を「フレッシュひたち」リバイバルカラー車両で運行し、運用期間は2026年春までとされている。