SNSなどで見掛ける「深夜テンション」について解説します。
深夜テンションの意味とは
「深夜テンション」とは、深夜に気分が高揚し、普段なら絶対にしないような言動をしたくなる、または実際にしてしまう精神状態のことを意味するネットスラングです。
ハイテンションな状態でアクションを起こし、翌朝に振り返って恥ずかしいと思ったり、後悔したりするケースもあるようです。
深夜テンションのあるある
では具体的には、深夜テンションでどのようなことをしてしまうのでしょうか。また、どのような状況を指すでしょう。例を見ていきましょう。
- 片思い相手への気持ちが高まり、熱烈なラブレター(LINE)をしたため唐突に送ってしまう
- 柄にもなく、センチメンタルなポエムをSNSにアップしてしまう
- 大きすぎる置物や派手過ぎる服など、使い道のないものをネットショッピングで購入してしまう
- 自分の描いた作品の出来が素晴らしく、自画自賛していたが、翌朝見返すとそうでもなかった
- 友人との飲み会で涙が出るほど笑ったが、翌朝思い出してみてもそれほど面白くない
このように、普段の冷静な状態の自分ではしない言動をしたり、考えられない状態になったりすることを、深夜テンションといいます。
深夜テンションの使い方と例文
深夜テンションの例文を参考に、使い方のイメージをとらえましょう。
- 「深夜テンションでライブ映像見ながらずっと踊ってたから、筋肉痛になってしまった…」
- 「あんまり覚えてないけど、昨日の俺は深夜テンションでずっと騒いでたらしい」
- 「君、昨日の飲み会のノリやばかったね」
「深夜テンションって怖い…」 - 「ごめん、昨日のLINEは深夜テンションだから忘れて…!」
- 「何が言いたいかって、○○は本当に最高ってこと(深夜テンション)」
- 「深夜テンションで落書きしてみました」
このように、実際に深夜テンションの状態を指す以外にも、深夜テンションを言い訳や逃げ道のようなニュアンスで使うことも多いようです。
深夜テンションになるのはなぜ?
深夜テンションになる原因は、深夜になると脳機能が低下するためといわれています。具体的には、深夜には理性をつかさどる前頭前皮質の働きが弱まり、本能をつかさどる大脳辺縁系の働きが相対的に強まることが理由とされています。
本能で感じるままに行動することは、芸術活動などにおいてはプラスになることもありますが、人間関係や世間体を気にして普段控えていることをしてしまうと、後悔にもつながります。
誰しもついつい夜更かししてしまうことはありますが、勢いでしてしまった言動に後悔することのないよう、一度立ち止まって冷静になりたいものですね。