スリールは2月13日、「働く親の『小1の壁』に対する意識と実態調査」の結果を発表した。調査は1月20日、全国の小学校1年生~3年生の子どもをもつ働く男女200名(女性160名、男性40名)を対象にインターネットで行われた。

  • 入学前より両立が大変に感じた理由

    入学前より両立が大変に感じた理由

「小学生になった時に、入学前より両立が大変に感じましたか?」と質問したところ、女性は7割、男性は6割が「大変になった」と回答。理由を聞くと、「持ち物・宿題・勉強サポート」や「長期休みの対応」、「PTAなどの学校活動」など、保育園時代にはなかった項目が上位に挙がった。

  • 具体的にどんな形で働き方を変更したか

    具体的にどんな形で働き方を変更したか

続いて、女性に対し「『小1の壁』で転職や離職など働き方の変更を検討しましたか?」と尋ねたところ、38%が「はい」と回答。具体的にどんな形で働き方を変更したか聞いたところ、「同じ会社で働き方(時短等)の変更」が最も多く53%。次いで「退職してパートタイムなどの働き方に変更」(28%)、「同じ会社で契約形態の変更」(8%)と続いた。

また、「夏/冬の長期休みへの不安はありましたか?」という問いに、8割の女性が「不安があった」と回答。リモートワーク勤務可否で回答を比べたところ、長期休みに対する不安はいずれも8割と差は見られなかった。

  • 「小1の壁」を乗り切る中で、会社に行ってほしいこと

    「小1の壁」を乗り切る中で、会社に行ってほしいこと

次に、「小1の壁」を乗り切る中で、会社に行ってほしいことを女性に聞いたところ、9割弱が「長期休み時の対応(勤務時間、リモート、フレックス、金銭補助等)」を希望していることが明らかに。また、学校・自治体に行ってほしいことについても、6割が「長期休み時の学童開所時間の前倒し」を希望するなど、長期休みに対する希望が多く見受けられた。