プラネットは2月10日、「キャッシュレスに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2022年12月26日~2023年1月4日、全国の4,000人を対象に、インターネットで実施した。
財布に普段、現金がいくら入っているか尋ねたところ、紙幣は「1万円~3万円未満」(31.8%)が最も多く、「5,000円~10,000円未満」(25.2%)、「1,000円~5,000円未満」(20.5%)と続いた。合わせると77.5%が1,000円から3万円未満の現金を持ち歩いていることがわかった。
硬貨は、「100円~500円未満」が40.5%、「500円~1000円未満」が32.9%だった。「財布に入れない、持たない」と回答した人が紙幣は2.9%、硬貨は7.7%見られた。
普段から現金を利用して決済している人に、現金で支払いをする理由を聞くと、最も多い理由は「どこでも使えるから」(37.5%)だった。次いで、「利用するお店が現金払いのみのところが多いから」(32.9%)、「使い慣れているから」(27.3%)、「いつも財布に現金を入れているから」(20.7%)となっている。
普段の決済に電子マネーを利用する人にその理由を聞くと、「ポイントが貯まるから」(62.8%)が最も多く、「現金と違って支払いがスムーズだから」(46.4%)、「おつりが出るのがわずらわしいから」(29.2%)、「持ち運びがしやすいから・便利だから」(21.1%)と続いた。
支払いの際、実際にどのような支払い方法を使っているかを聞くと、最も割合が高いのは「現金」(79.3%)だった。2018年10月に行った同様の調査では「現金」と回答した人が89.5%だったので、約10ポイント低くなっている。
2位の「クレジットカード(VISA、マスター、JCB等)で」は前回66.8%だったのが、今回は71.6%と約5ポイント上昇、3位の「電子マネー(Edy、Suica、PASMO、nanaco、WAON等)で」は前回47.4%で、今回は47.8%とほぼ変わらないが、4位の「スマホ決済・QRコード決済(Appleペイ、楽天ペイ、LINEペイ等)」は前回4.7%だったが今回は47.3%と急上昇している。
キャッシュレスで支払うことがある人に、最高でどのくらいの金額をキャッシュレスで支払ったことがあるか尋ねたところ、47.4%が「5万円以下」と答えた。「10万円以下」は18.9%、「20万円以下」は12.0%、「1,001万円以上」という人も0.3%見られた。
クレジットカード系(カードレス含む)、交通系ICカード系(カードレス、スマホでの決済含む)、QRコード決済系のそれぞれについて、いくつのサービスを利用しているかを尋ねた。
その結果、交通系ICカードについては、「1つ」と回答した人が49.7%で、2つ以上を併用している人は1割強だた、クレジットカード系やQRコード系は、複数サービスを利用している人の割合が高かった。特にクレジットカード系の場合、「1つ」と回答した人が29.1%、「2つ」と回答した人が26.0%で、ほとんど差がなかった。