秩父鉄道と秩父観光興業は2月25日、エス・デーとフランチャイズ契約による国内14件目の全天候型レジャー施設「長瀞トリックアート有隣倶楽部」を、埼玉県秩父郡長瀞町にオープンする。
同施設は、1928年建築の「秩父鉄道旧保養所」を全天候型のレジャー施設として改装したもの。コンセプトは、『見て・触って・写真が撮れる・不思議な美術体験』。視覚の錯覚や立体トリックなどをはじめ、多分野にわたるトリックの要素を取り入れた体験型アート施設で、江戸文化や忍者・お化け・妖怪などの"和"をモチーフとした作品を中心に、合計34作品を展示する。
エントランスには、同館だけのトリックアート作品として、「長瀞ラインくだり」をモチーフとした作品を展示。館内は、「江戸タイムスリップゾーン」「忍者屋敷体験ゾーン」「怖くないお化け屋敷ゾーン」「動物ゾーン」の4つのゾーンに分かれており、「江戸タイムスリップゾーン」(展示作品数10点)では、茶屋や町駕籠など、親しみやすいモチーフのトリックアート作品を展示する。
「忍者屋敷体験ゾーン」(展示作品数8点)は、忍者屋敷がテーマ。さまざまな撮影のトリックを仕掛けた作品が並ぶ。
「怖くないお化け屋敷ゾーン」(展示作品数8点)では、迫力のあるお化けや妖怪が描かれた作品を、平面的なトリックアートと立体的なトリックアートに分けて、バランスよく展示する。
「動物ゾーン」(展示作品数7点)は、子どもに人気のある恐竜や動物、メルヘンな妖精などのトリックアート作品が並んだファンタジックなゾーン。
日本庭園が鑑賞できる休憩エリアを併設しており、天候にかかわらず楽しめる。何度訪れても新たなトリックアートに出会えるよう、定期的に展示作品の入れ換えを行う。
2月25日~3月31日まで、オープンの記念として、入場者に秩父鉄道で活躍するSLパレオエクスプレスのイラストをあしらった「秩父鉄道オリジナル一筆箋」をプレゼントする。なくなり次第終了。