中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)が、きょう14日に放送。ゲストに、アルコ&ピース、門脇麦が出演する。

  • 「珉珉」の宏パパ(左)と鈴子ママ=中京テレビ提供

2021年4月番組スタートの記念すべき1店目として登場した中華料理店「珉珉」(茨城・日立市)。当時創業53年で初めて取材をOKしてくれた珉珉は、英語交じりの明るい接客に加え、サービスを断れば「騒ぐんじゃねぇよ!」と客を凄むことで知られる鈴子ママと、厨房で寡黙に鍋を振る宏パパの2人で切り盛りしてきた。名物の、しょう油ベースのあんがたっぷりかかり、唐揚げ5個が載せられた「鶏焼きそば」は、麺3玉のボリュームで935円。「豚肉かけご飯」(935円)や、卵が分厚い「天津丼」(990円)もご飯が1.5人前で、長年、近隣に住むお客さんの胃袋とココロをその味とサービスで満たしてきた。

『オモウマい店』の放送翌日からは行列ができるほどの大盛況となり、鈴子ママ、宏パパは記念撮影を頼まれるほどの人気者に。番組も定期的に取材を続けてきたが、昨年12月、一本の電話がスタッフに入った。調理担当である宏パパの体調(腰痛)が芳しくなく、2022年12月いっぱいでの閉店を決断したという知らせだった。

翌週、居ても立ってもいられず自宅を訪れたスタッフを快く迎え入れてくれた鈴子ママと宏パパ。閉店という事実に寂しさを隠せない鈴子ママだったが、自宅でヨーグルトなどを出してくれたり、独学で覚えたというピアノでショパンを弾いてくれたりと、店と変わらぬサービス精神で明るく振る舞ってくれる。

閉店15日前になると、商売道具として使ってきた店の皿や「オモウマ丼」のモデルとなったラーメン丼の一部が中京テレビに届き、スタッフは閉店が刻一刻と迫るのを実感させられてしまう。

そして迎えた店の引き渡し日となる12月31日。創業から55年間、慣れ親しんできた店で最後の1日を過ごす鈴子ママと宏パパ。こちらも最後となる“まかない”を作りながら、2人の口から思い出話と共に、互いへの感謝の言葉や本音が次々飛び出していく。

今回は、「珉珉」閉店の瞬間まで2人に密着。寂しさ募る雰囲気のなか、鈴子ママの名セリフ「騒ぐんじゃねぇよ!」は飛び出すのか…。