映画『ショーシャンクの空に』といえば、名作として知られる1994年の映画です。作品自体を見たことがなくとも、そのタイトルには聞き覚えがあるという人も多いのではないでしょうか。
世界でもっとも有名で権威のある映画情報サイト「IMDb」でも、映画史におけるベスト250作品の1位として映画『ショーシャンクの空に』が選ばれています(2023年2月時点)。
約30年前の作品ながら、今も多くの映画ファンからすばらしい作品として語られ続けている理由は、その感動的な内容だけではありません。劇中には、人生観を変えてしまうほどハッとさせられる珠玉の名言がちりばめられています。その名言の数々が、人々をしてこの作品を名作と言わしめる理由でしょう。
そこで本記事では、映画『ショーシャンクの空に』に登場する名言20選を名シーンとともにご紹介します。
そもそも映画『ショーシャンクの空に』とは
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映画『ショーシャンクの空に』は、作品のポスターにも採用されている、雨に打たれながら大きく手を広げる主人公の姿で有名な作品です。スティーブン・キングによる原作小説を、フランク・ダラボンの監督・脚本で映画化し、数々の名言・名シーンが生まれました。
主人公のアンディ(ティム・ロビンス)が無実の罪で投獄されたショーシャンク刑務所で、レッド(モーガン・フリーマン)やブルックス(ジェームズ・ホイットモア)などのさまざまな囚人たちと、出会いや別れを繰り返すヒューマンストーリーです。
作中では、レッドの目線から物語が語られていきます。
映画『ショーシャンクの空に』のあらすじ
大銀行の副頭取だったアンディは、妻とその愛人を殺した罪で終身刑となる。しかし彼は殺人を犯しておらず、無実の罪での投獄だった。ショーシャンク刑務所に入ったアンディは、調達屋と呼ばれる囚人レッドと出会い、徐々に仲を深めていく。アンディはその聡明さと意志の強さから、刑務所内で独自の地位を築いていった。しかし入所から20年後、彼は刑務所を脱獄し、姿を消してしまう……。
作品概要
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公開年/1995年
監督/フランク・ダラボン
脚本/フランク・ダラボン
出演/ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ギル・ベローズ、ジェームズ・ホイットモア
映画『ショーシャンクの空に』名言20選
ここからは映画『ショーシャンクの空に』の劇中に登場する名言20選を、名シーンの解説や言葉の意味を考えながらご紹介します。
※ 以降は作品の重要な部分に触れている箇所がありますのでご注意ください。
「ただし仲間にビールを 外で働いている時のビールは最高です」【アンディ】
5月の日中、屋上で刑務作業中だったアンディは、たまたま主任刑務官の愚痴を耳にします。話の内容は遺産相続にまつわる税金の話。
そこでかつて大銀行の副頭取だったアンディは刑務官に歩み寄り、節税のためのある提案をするのでした。さらには自分がその手続きを進めてみせると持ち掛けるアンディに、はじめは聞く耳を持たなかった刑務官も、彼の粘り強さから納得。そしてその対価として、アンディが望んだのが仲間へのビールでした。己の利益ではなく、仲間たちの喜びのために……。
アンディの人間性が徐々に見えはじめたシーンです。
ユーザーコメント
・「人間社会の成り立ちをよく示している」(41歳男性)
・「共感できるセリフなので」(45歳男性)
・「どんな先の見えない場所にいてもサイコーと思えることはある」(51歳女性)
・「どんな場所にいても生きる楽しみは一緒」(46歳男性)
・「仲間の絶望を知ってるからこそ物語の中で、仲間にビールをのシーンは唯一明るくて爽快で、この映画の中でも重要。絵的にもすばらしいシーンだど思う。今も脳裏に焼きついている」(57歳女性)
・「仲間感が出ていて印象的」(39歳男性)
・「このシーンとセリフがかっこよくて頭に残ってる」(38歳男性)
「音楽を聴いてた 頭の中でさ 心でも 音楽は決して人から奪えない そう思わないか?」【アンディ】
図書係のアンディは、図書室に寄贈された本の中にモーツァルト作曲の『フィガロの結婚』というレコードを見つけ、許可を得ずに刑務所内に音楽を放送します。刑務所長の怒りに触れた彼は懲罰房へ入れられることに。2週間後、房から出てきたアンディは、仲間たちからどんな様子だったかを尋ねられこう答えました。
たとえどんな状況であろうと、考え方や意識ひとつで楽しめる。そう思わせてくれるポジティブな一言です。
ユーザーコメント
・「『すべてを拘束されても人の心の中だけは誰にも束縛されない』というところが響きました」(44歳男性)
・「どれだけ自由を奪われても決して奪われない領域が人にはあって、崇高に生きないといけないとこのセリフから教わりました」(63歳男性)
・「囚われの身であっても、心や頭は誰にも縛られたりしない。自由であることのすばらしさを表現していると思う」(53歳女性)
・「音楽の本質を言いつくしているので」(61歳女性)
・「まさにその通りで。心の中に息づくものを他人が奪う事はできない」(60歳女性)
・「このシーンはどういう意味かと考えたところ、アンディは音楽を人から奪うことはできない、それは身体的な自由は奪われても心の中は奪えないという深い意味があったと納得できた」(55歳男性)
「人間の心は石でできてるわけじゃない 心の中には何かある 誰も奪えないある物が… 君の心にも 希望だよ」【アンディ】
無断で刑務所内に音楽を流したことで2週間の懲罰房送りとなったアンディ。彼は仲間たちに音楽のすばらしさを熱弁しますが、レッドは少し浮かない顔でその話を聞いていました。「刑務所に入るまではハーモニカをよく吹いていたにも関わらず、入所して興味を失った」と話すレッドに、アンディはまっすぐな瞳でこう訴えかけます。
彼の心は強く、殺伐とした刑務所のなかでも希望を忘れずに過ごしていることがわかる一幕です。
ユーザーコメント
・「やはり主人公のアンディの言葉が一番心にしみた。刑務所の中ででも希望を捨てない一言だと思う」(61歳男性)
・「誰にも奪えないもの、それは希望。今の時代、励みになる」(56歳女性)
・「もの悲しい雰囲気の中でも、希望を見いだそうとする前向きな姿勢がいいと思った」(65歳男性)
・「人間はどこかに希望や勇気があるので、石の心ではないという言葉が自分に響いた」(63歳男性)
・「どんな苦しい境遇でも乗り越えられるのは希望という心を持ち続けられるからだと説いている言葉に感銘を受けたから」(64歳男性)
・「どんなに屈辱、辱めを受けても、石をも貫く信念。挫折と希望を繰り返して、最後には光を受ける。自分が自分で在るためには希望を捨てない、誰にも奪われない。私の生涯で、鑑賞した映画で指折りに入る作品です」(52歳女性)
「たった6年で 今度は週に2通書く」【アンディ】
図書係として書物の管理を任されるようになったアンディは、本を増やしてほしいと刑務所長へ頼むも予算不足を理由に断られてしまいます。そこで予算決定を行う州議会へ直談判することを決め、週に1回手紙を送り続けていました。そして、6年後、ようやく議会から返事があったのです。そこに記されていたのは予算の増額と中古図書の寄贈という知らせ。文末には「もう手紙は不要」とありました。
手紙を読んでにやりとほほ笑みながら、このセリフを口にする彼はチャーミングで、今を楽しんでいる様子がうかがえます。
ユーザーコメント
・「心にしみる名言セリフ」(50歳男性)
・「たった6年というワードがとても魅力的」(55歳女性)
「選択肢は2つだけ 必死に生きるか 必死に死ぬか」【アンディ】
面倒を見ていた新入り囚人・トミーの死。それはアンディにとって絶望を意味していました。なぜなら、トミーはアンディが冤罪だということを立証できる唯一の存在であったからです。出所の道を絶たれた彼は元気がなくなり、徐々に様子がおかしくなっていきます。
心配するレッドに対して、アンディはこのセリフを口にします。レッドは彼が自ら命を絶つのではと不安になりますが、本当は希望に満ちた言葉だったということがエンディングへ進むにつれわかっていきます。
ユーザーコメント
・「ちょうど自分に刺さったから」(31歳男性)
・「まさに人生そのものを言いあらわした重たい言葉で胸に響いた」(44歳男性)
・「セリフを言うポーズもカッコよかった」(60歳男性)
・「極限の環境下では、人間は両極端の選択をしてしまうようになるのかなと、ふと思った」(60歳男性)
・「セリフのシーンがとても印象的で感動しましたね」(40歳男性)
・「いろいろ考えさせられる映画。このセリフは、自分に言われているように感じたので、とても印象に残っています」(33歳女性)
「私が行きたい所はジワタネホだ 海岸の近くにホテルを開くんだ 古いボートを買って修理し 客を乗せて釣りに出る 調達屋が必要になるだろう」【アンディ】
トミーの死後、アンディからレッドへ向けて発せられたこのセリフは、一見希望に満ちており、出所後の明るい未来を思い描いた会話に思えます。しかし、刑務所内でも調達屋として知られるレッドからの返事は「シャバじゃ生きられん」。仮釈放後、自ら命を絶ったブルックスのように、彼もまた外の世界では生きられないと感じていたのです。およそ30年を経ても仮釈放の審査が却下され続けているレッドにとって、アンディの誘いにはとても乗る気にはなれなかったのでしょう。
そしてこのセリフは感動のエンディングに直結する、重要な部分でもあります。
ユーザーコメント
・「アンディのこの言葉が一番印象に残っています」(68歳男性)
・「映画を見たときの自分にすごく響いたから」(41歳女性)
・「映画の結末でそのとおりになるので」(66歳男性)
・「仲間を気遣う気持ちに感動した」(59歳男性)
「“レッド 希望はすばらしい 何にも替え難い 希望は永遠の命だ これを読む君が元気だといいが”」【アンディ】
40年におよぶ刑務所生活を終え、外の世界へ出たレッドを待つのは、亡き友人ブルックスと同じ環境でした。長すぎた獄中生活に慣れすぎてしまった彼に、普通の生活は難しすぎたのです。そんな時に思い出した、いつかのアンディとの約束。言われた場所へ向かうと、そこには一通の手紙があり、中に記されていたのがこの一文でした。
アンディは今のレッドの気持ちをくみ取るかのように語りかけ、レッドは希望を取り戻していきます。
ユーザーコメント
・「脱獄後のアンディの友、レッドに宛てた置手紙の中のセリフ。希望を持つことのすばらしさ、大切さを伝えるいいシーン。雨の降る中空に向かって手を広げ見上げるシーンは忘れられません」(60歳男性)
・「希望を持つことのすばらしさや大切さを感じた」(48歳女性)
・「希望、勇気がもらえる名言で前向きになれる」(46歳男性)
・「とても奥が深い一言だと思う」(51歳男性)
・「心に響いた一言」(53歳男性)
・「希望を持つことの大切さを教えてくれる映画を象徴している言葉」(50歳女性)
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「“所長 確かに救いはこの中に”」【アンディ】
「規律と聖書を重んじる」と断言する刑務所長は、独房の抜き打ち検査の際、アンディの所持していた聖書を見て「救いはこの中に」という言葉を残して立ち去ります。それから何十年もたったアンディの脱獄後……。警察が所長の悪行に気付き、これからまさに大量の警察官が押し入ってこようというその時、所長はアンディの残した聖書を見つけます。中には脱獄用のロックハンマー(小型のツルハシ)が挟まれ、この一文が書き記されていました。
これまでの所長の悪行を思うと、スカッとする名シーンです。
ユーザーコメント
・「主人公のそれまでの苦難がひっくり返った見事な一撃」(41歳男性)
「妻は私が陰気な男で 文句ばかり言ってると嘆いてた 美人だった 愛してた」【アンディ】
そもそもアンディがなぜこの刑務所にきたのかといえば、妻とその不倫相手を殺害した罪に問われたため。冒頭の裁判シーンでも、無罪を主張する彼に対して、検察側と思われる男は残忍な犯行手口や動機を追及、その後終身刑が確定してしまいました。
しかし刑務所で出会った囚人トミーの話からもアンディの潔白は明らか。そのトミー亡き今、無罪を証明する手立てを失った彼はレッドに、妻のことをぽつりと話しはじめます。妻に対する愛を語る唯一の場面です。
ユーザーコメント
・「一番覚えていたセリフだから」(48歳男性)
「刑務官にコビる気なのか 我々と友だちになりたいのか… いや 安らぎを求めたんだろう 少しの間でも」【レッド】
屋上での刑務作業中、アンディのおかげで冷たいビールにありつくことができた囚人たち。みんな談笑しながらビールを飲むなか、当のアンディひとりだけは離れて座り、奇妙な笑みを浮かべて囚人たちの楽しむ様子を眺めていました。「酒はやめた」と話すアンディに対して、自分も飲まないビールをなぜ要求したのか……。そんなことを考えるレッドのセリフです。
この頃から、レッドもアンディという人間について興味がわきはじめていました。
ユーザーコメント
・「なぜだかわからないのだけれど、心に残ったセリフなので」(49歳男性)
・「アンディのお手柄で仲間みんながビールを飲むことができた。仲間との距離が少し近くなったシーンだったと思う」(61歳女性)
「俺はこの歌が何の歌か知らない 知らないほうがいいことだってある よほど美しい内容の歌なんだろう 心が震えるぐらいの」【レッド】
アンディが無許可でかけたレコードの音楽が刑務所内に響きわたり、囚人たちはみんな手を止めて耳を傾けます。その時にレッドが感じたのが、このセリフでした。この曲の存在も知らなかったレッドは、ただただ音楽の豊かさに酔いしれます。
アンディが流した曲は、モーツァルトが作曲したクラシックオペラ『フィガロの結婚』の中の『手紙の二重奏』という楽曲。オペラの内容は、貴族階級への皮肉をまじえた恋愛喜劇です。もしかすると、アンディの心には刑務所に対する皮肉の意味もあったのかもしれません。
ユーザーコメント
・「カッコいいと思った」(50歳男性)
・「シーンと言葉がカッコよかった」(38歳男性)
・「音楽は人にとってものすごいチカラに成り得ると思えるセリフだから」(50歳男性)
・「カッコいいからです。めちゃしびれた!」(39歳男性)
「悠然と南へ下る彼の姿を思うと いつも笑ってしまう」【レッド】
脱獄したアンディの告発によって追い込まれた刑務所長は自殺。間もなくして、レッドのもとへ差出人不明の絵葉書が届きました。メッセージは書かれておらず、消印はメキシコ国境のとある街。いつかアンディがメキシコのジワタネホへ行きたいと話していたことを思い出し、彼からの隠されたメッセージをレッドはしっかり受け止めます。そしてレッドは、アンディが希望をもって夢見た地へ向かう様子を思い描き、うれしそうにほほえむのです。
ふたりの間には、もうしっかりとした絆が存在していました。
ユーザーコメント
・「アメリカンドリーム的に、自由を求めてメキシコへ走っていくラストは最高に爽快」(41歳男性)
「彼が去って寂しくなる時もあるが 彼は自由に飛ぶべき鳥だったんだ 光り輝くその羽 飛び立つ時 俺たちの心まで喜びに満ちる とは言え 彼のいない日々は空虚だ」【レッド】
アンディが刑務所を去った今、彼という存在の大きさについて改めて考えるレッド。アンディはいつでも希望を持ち続け、周囲の仲間たちにも希望を与えようとしていました。
彼がいなくなった日々の寂しさや虚しさを、おそらくほかの囚人たちも感じていることでしょう。はじめは“希望”を持つことを否定していたレッドもまた、いつのまにか忘れていた感情を思い出させてもらっていたのです。
ユーザーコメント
・「このセリフが一番心に響く」(55歳男性)
・「印象的なシーンでした」(46歳男性)
「更生というのは 国が作った言葉だ 君たちに背広やタイや仕事を 与えるために」【レッド】
長い年月を刑務所で過ごすレッドは、これまでの仮釈放審査でも更生したことを必死に訴えてきましたが、認められることはありませんでした。おそらく、釈放を望む心のままに発した言葉は、審査官たちに見透かされていたのでしょう。
しかしアンディと出会い、彼が姿を消した今、気持ちが大きく変化を遂げたレッド。40年目の仮釈放審査でも毎度のごとく、更生したかを問われたレッドは反対に更生とは何かを聞き返します。そして堂々とこの言葉を言ってのけました。
アンディとの出会いがもたらした、レッド自身の変化がわかる一幕です。
ユーザーコメント
・「私も刑務所に入った経験がありますが累犯者が多すぎて『刑務所に社会復帰の教育を期待するのは限界があるよな』と実感しているので」(59歳男性)
・「制度はしょせん人が作ったもの。人が作ったものが本物かどうかは場合による」(64歳男性)
「後悔しない日などない 罪を犯したその日からだ」【レッド】
仮釈放を認めるための審査にて、これまでとは打って変わって毅然とした態度で審査官に物申すレッド。罪を犯したことを後悔しているか……という問いに、こう答えました。
レッドは過去に殺人の罪を犯してから今までを、ずっと後悔とともに生きてきたのです。このセリフは彼の正直な気持ちであり、この先も後悔し続けるという覚悟がこもった一言でした。そしてその思いは、審査官に届くことになるのです。
ユーザーコメント
・「誰もが後悔を持って生きている。取り返しがつかないことをしたならなおさらだと思った」(46歳男性)
・「一度でも罪を犯すと後悔は一生続くと思う」(50歳男性)
・「感動したのを覚えている」(48歳男性)
・「罪を犯すのは一瞬の出来事だが、犯した後冷静に考えた心からの言葉だと思った」(45歳男性)
・「腐敗した刑務所で、いろんな惨劇から生きようとする姿が感動した」(54歳男性)
・「自分の教訓にもなった言葉」(31歳男性)
・「罪を犯したレッドの後悔がよくわかった一言」(41歳男性)
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「この長旅の結末はまだ分からない 国境を越せるといいが 親友と再会できるといいが 太平洋が青く美しいといいが 俺の希望だ」【レッド】
仮釈放で希望を失いかけていたレッドは、アンディの手紙を読み、もう一度希望を取り戻します。約束の地・ジワタネホでの再会を望むアンディの思いを知って、生きる目的を取り戻したのです。この後彼はバスに乗り込み、アンディが暮らしているのであろうジワタネホへと向かいます。
その顔はかつての彼とは別人のようで、心を躍らせ希望に満ちあふれた表情が印象的なシーンです。
ユーザーコメント
・「この一言がカッコよかった」(26歳男性)
・「希望、願望、欲望、野望。人それぞれです」(54歳女性)
・「きれいな言葉の表現だと思います。訳した方のセンスがいいです」(48歳女性)
・「未来なんて誰にもわからないが、進んだ先に未来があるから」(56歳女性)
・「レッドとアンディが海岸の船のところでの再会シーンは感動ものだった」(65歳男性)
「俺だけは有罪さ」【レッド】
なぜこの刑務所にきたのか、レッドにそう問われたアンディは無実だと答えます。以前にアンディはレッドから、この刑務所にいる囚人たちはみんな自分は無罪だと言うのだと言われたことがありました。反対にアンディから罪名を問われると、レッドは自分だけが有罪だと答えるのでした。
それはレッドが自らの罪を認め、長い間後悔に苦しんでいるともとれる言葉でした。またそのことをアンディへ話すことで、彼に対する信頼の深さも垣間見える一幕です。
ユーザーコメント
・「短い淡々とした言葉だが、深い心を打つセリフだった」(63歳男性)
・「この短いセリフでレッドの気持ちがよく表現されていた」(55歳男性)
・「他の囚人が無罪を訴えるなかで印象的だった」(43歳男性)
・「シンプルだけど重みがあったと思います」(52歳男性)
・「自分だけを悪にするところが胸キュンになった」(38歳男性)
「彼と話したい まともな話をしたい 今の気持ちとか でもムリだ 彼はとうに死にこの老いぼれが残った 罪を背負って」【レッド】
レッドの仮釈放を決める審査で、彼が発した言葉です。レッドが終身刑になったのは、若かりし頃に犯した身勝手な殺人によるもの。それから40年という長い年月を刑務所で過ごし、彼は後悔し続けていました。しかし後悔など人の命の前では無意味だということもよくわかっていたレッド。これからも死ぬまで苦しみ続けるしかない……。そんな彼のやるせない思いが、とても切実に込められているセリフです。
そしてその思いが伝わったのか、意図せず彼は自由の身となるのでした。
ユーザーコメント
・「なかなかセンスのあるセリフだと思った」(60歳男性)
「“ブルックスここにありき”」【ブルックス】
外の世界を恐れていたブルックスでしたが、望まずして仮釈放が決定してしまいます。外の世界では、住む場所と仕事が用意されていました。しかし獄中生活が長いため、彼は社会の常識や情報などを知りません。知り合いもいない孤独な生活に耐えきれないブルックスは、とうとう自殺という道を選びます。ブルックスが人生の最後に、部屋のはりに彫ったのがこの言葉です。孤独な彼による、最後の存在証明ともとれる一文で、彫り終えた彼の表情はどこか誇らしげにも見えました。
多くの人にとっては希望となるはずのことが、ある人にとっては絶望にもなりうることを、深く考えさせられるシーンです。
ユーザーコメント
・「のちにレッドがその下に『レッドもありき』と書いてアンディに会いに行く。ブルックスと同じように自殺しなくて本当によかった」(53歳女性)
・「衝撃的なシーンだった」(41歳男性)
・「首を吊ったはりに彫られたこの言葉が印象に残っている」(48歳男性)
・「人生の大半を隔離された中で過ごしたらこんな感情になると思った」(57歳男性)
・「とても切ない気持ちになった」(53歳男性)
「さあな 話し相手ができてうれしい」【ブルックス】
刑務所内では有名な古株のブルックス。彼はこれまで40年以上も、ずっとひとりで所内の図書係を担ってきました。そしてなぜかアンディが図書係として任命された日、彼はやさしい笑顔でアンディを迎え入れてくれます。仕事内容をざっくりと説明し終えたところで、アンディが「なぜ僕を?」尋ねたところ、ブルックスはほほ笑みながらこのセリフで答え、アンディもつられて笑ってしまいます。
殺伐とした刑務所で、ふたりが小さな喜びをわかち合うほっこりとしたシーンです。
ユーザーコメント
・「自分の気持ちと同じだから」(58歳男性)
・「本当はさみしいだろうと想像してしまったセリフ」(51歳男性)
映画『ショーシャンクの空に』名シーンの数々……あなたの記憶に残る名言は?
この記事は映画『ショーシャンクの空に』の中で登場する名言20選と題しましたが、まだほかにもあなただけの名言があるはずです。
本作のメインテーマは“希望”。希望を持って生きることの大切さ、そしてそれは誰にも奪うことはできないということが、繰り返し描かれています。
うまくいかないことがある人や、なんだか元気が出ない人にきっと響くであろう、名作映画が教えてくれる人生のヒント。ひとつでも心に刺さるものがあれば……。そんな思いでご紹介しました。
未見の方も、何度も見たことがあるという方も、ぜひこの機会にこの名作を鑑賞してみてください。
調査時期: 2023年1月20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計505人(男性: 394人、女性: 111人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート
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