JR東海と名古屋鉄道は13日、おもに豊橋~岐阜(名鉄岐阜)間において、一方の会社線の列車運転見合わせ時に実施している振替輸送の利用方法を変更すると発表した。3月1日以降の振替輸送発生時から適用される。

  • JR東海と名鉄が豊橋~岐阜(名鉄岐阜間)間などにおける振替輸送の利用方法を変更すると発表

現在、JR東海と名鉄のどちらか一方で運転見合わせが発生した際、利用者は「振替乗車票」を受け取り、振替乗車を行っている。3月1日以降はこれを省略し、振替輸送の対象となる乗車券類の提示により振替乗車が可能となる。

振替輸送の対象となる乗車券類は、対象区間に有効な普通乗車券類や定期券(IC・磁気)など。ICカードのチャージ残高による乗車やフリー型の割引きっぷ(一部を除く)は対象外となる。なお、安城~新安城間と岡崎~東岡崎間での名鉄バスとの振替については、引き続きバス乗車票が必要となる。

  • 振替輸送例(JR東海提供)

いままでは、通勤・通学など多くの人が利用している時間帯に振替輸送が発生した際、振替乗車票を受け取るための待ち時間が発生していた。今回の変更により、振替輸送が発生してもスムーズに利用できるようになると説明している。。