米Microsoftは2月9日(現地時間)、公式ブログを更新し、WSA(Windows Subsystem for Android)向けの2023年2月のアップデート(2301.40000.4.0)について情報を公開した。ベンチマークテストで性能が引き上げられたほか、セキュリティアップデートも行われている。
WSA(Windows Subsystem for Android)は、Windows環境でAndroidアプリを動作させるための仮想化基盤。今回提供された2023年2月のアップデート(2301.40000.4.0)では、特定のベンチマークアプリにおいて性能が大幅に引き上げられた点がポイント。ARM環境では10~20%、x64環境では40~50%もパフォーマンスが向上しているという。その他の主な更新点は下記の通り。
- オーディオの入力レイテンシと信頼性を向上
- カメラのメタデータ参照に対応
- タッチパッドやマウスを用いたズームアウト操作を修正
- プラットフォーム全体の信頼性を向上
- WebViewをChromium 108にアップデート
- マイクとカメラのプライバシー設定をWindowsとAndroid Appで同期
- Android 13向けセキュリティアップデートを実施