LIFULLは、“住まいの本当と今”を伝える情報サイト「LIFULL HOME'S PRESSより「【ふたり暮らし×都心通勤編】住みやすさのわりに家賃が安い駅ランキング2023」を発表しました。

ふたりとも通勤しやすい、住みやすい、家賃が安い駅TOP3は?

1位は「亀有駅」(JR常磐線・東京都葛飾区)でした。乗車できる常磐線各駅停車は、東京メトロ千代田線に直通しており、大手町駅まで23分、霞ヶ関駅まで28分と、都心にダイレクトにアクセスが可能。

また、駅から徒歩15分以内にある施設の充実度をスコア化した「駅周辺充実度」は、100点満点のうち85点となっています。駅周辺の施設充実度から算出した理論家賃は17.47万円となり、実際の平均家賃10.48万円との差額(-6.99万円)は対象駅の中で最大でした。

駅周辺充実度を項目別に見ると、「スーパー」が91点、「弁当・惣菜」が87点と、共働きで忙しい夫婦やカップルにとって、嬉しい施設が充実している事が分かります。

2位には「川口駅」(JR京浜東北線・埼玉県川口市)がランクインしました。理論家賃が17.50万円に対し、平均家賃は10.88万円。差額は-6.62万円となっています。

駅からは、京浜東北線で上野駅まで18分、東京駅まで25分でアクセスできるほか、赤羽駅で乗り換えれば、池袋駅や新宿駅、渋谷駅といった副都心エリアへも30分以内にアクセスが可能。夫婦やカップルで通勤先が異なる際には、どちらもが通いやすい立地として検討しやすいエリアかもしれません。

また、「子育て施設」のスコアが88点と上位10駅の中で最も高く、子どもが生まれてからも住み続けやすい環境と言えそうです。

3位は、「小岩駅」(JR総武線)。山手線や京浜東北線に乗り換えができる秋葉原駅までは17分、隣の新小岩駅で総武快速線に乗り換えると、東京駅へ20分、品川駅へ30分以内で到達可能です。理論家賃は「亀有駅」「川口駅」とほぼ同じ17.49万円で、実際の平均家賃は11.20万円。差額は-6.29万円となりました。

駅周辺施設充実度は、「コンビニ」のスコアが83点、「飲食店」のスコアが85点と、いずれも亀有や川口よりも高く、料理に手間はかけられない忙しいふたりには便利な環境と言えそう。また、「医療施設」は、ランキング上位10駅の中で最も高い88点となっています。

以下、4位には「川崎駅」(JR京浜東北・根岸線)、5位には「堀切菖蒲園駅」(京成本線)、6位には「金町駅」(JR常磐線)、7位には「新小岩駅」(JR総武線)、8位には「綾瀬駅」(JR常磐線)、9位には「上板橋駅」(東武東上線)、10位には「京急川崎駅」(京急本線)がランクインしました。

ランキング調査概要

<対象駅>
1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)に所在する全駅のうち、JR山手線各駅、ならびに山手線各駅から20分圏内の全345駅、また掲載物件200件以上の駅
<対象物件>
築40年以内、駅徒歩15分以内、1LDK・2K・2DK・2LDK・3K・3DK・3LDK、30平米以上~80平米未満の賃貸マンション
<対象期間>
(家賃・掲載物件)2021年10月~2022年9月・(駅周辺充実度)2022年10月時点
<算出方法>
駅ごとの対象物件の平均家賃と駅周辺の施設充実度から「理論家賃(駅周辺の住みやすさに見合う妥当な家賃)」を算出、その理論家賃と比べて実際の平均家賃が安い駅をランキング化