「洗顔料を使った洗顔をしない方が、肌が綺麗になる気がする…」「洗顔料を使わない方が肌の調子が良いのはなんで?」と思ったことはありませんか?
洗顔料を使用して洗顔する人が多い一方で、洗顔料を使わない方が肌の調子が良いと感じる人もいますよね。洗顔料を使わないで水だけで洗顔した方が肌が綺麗になると感じるのは、なぜでしょうか。
今回は、洗顔料で洗顔しない方が綺麗になる肌質や、洗顔しないメリット・デメリットを解説します。
また、肌悩み別に洗顔料のおすすめ成分まで紹介するので、今使っている洗顔料が肌に合ていないと悩んでいる方もぜひチェックしてみてくださいね。
洗顔しない方が肌が綺麗になるのは本当? 嘘?
洗顔料を使って洗顔をしない方が肌が綺麗になるのは本当かというと、一概に正しいとはいえません。
洗顔料を使用しないとメイクや皮脂、大気の汚れなどが肌に付着したままになりやすく、毛穴詰まりの原因になるからです。
一方で、洗顔料が肌質に合っていないと、肌に必要な保湿成分まで落としてしまうこともあります。
つまり、洗顔料を使って洗顔をしない方が、肌が綺麗になる場合もあれば、肌が荒れてしまう場合もあるのです。
洗顔しない方が肌が綺麗になる人の肌質は?
洗顔料で洗顔をしない方が肌が綺麗になる人の肌質と、洗顔をした方が綺麗になる肌質について解説します。あなたの肌質はどちらかチェックしていきましょう。
洗顔しない方が綺麗になる肌質:乾燥肌・敏感肌
洗顔料を使って洗顔しない方が綺麗になると考えられる肌質は「乾燥肌」と「敏感肌」です。
洗顔料によっては、必要な皮脂まで洗い流して、肌のうるおいを奪ってしまうことがあります。皮脂がもともと少ない乾燥肌の場合、洗浄力が高い洗顔料で洗顔すると、肌の保湿成分まで洗い流して肌の乾燥をさらに悪化させてしまうことがあるのです。
また、かゆみ・腫れ・赤みなどの症状があり肌が敏感になっているときも、過度な洗顔をすると肌にとって刺激になるので、肌荒れに繋がる可能性が高まります。
このような場合は、肌へ余計な負担をかけないためにも、洗顔料を使った洗顔を控えた方がいいかもしれません。
洗顔した方が綺麗になる肌質:オイリー肌
洗顔料で洗顔をした方が肌が綺麗になる肌質は「オイリー肌」です。 オイリー肌の人が洗顔をしないでいると、時間とともに過剰な皮脂で肌がベタベタしてきます。分泌した皮脂が毛穴に詰まり、肌トラブルの原因に繋がってしまうことも。
皮脂が過剰に分泌されるオイリー肌は、洗顔料を使って丁寧な洗顔を行い余分な皮脂を洗い流すことで、肌が綺麗になると考えられます。
洗顔しないことのメリット
洗顔料で洗顔をしないことのメリットを3つご紹介します。メリットを活かして肌を綺麗に保ちましょう。
メリット1.肌の乾燥を防ぐ
肌トラブルが起きる大きな原因のひとつは、洗いすぎによる肌の乾燥です。
肌は適度な皮脂があることで乾燥を防ぎ、肌のバリア機能を保つことができています。洗顔料を使わなければ、肌に必要な分の皮脂まで落とさないので、うるおいを保ち、肌の乾燥を防ぐことができると考えられます。
洗顔料で洗顔をしたあとに肌のつっぱりを感じる場合は、必要な皮脂まで洗い流している可能性が高いので、洗顔料を変えるか水だけの洗顔にした方が肌にとって良いかもしれません。
メリット2.摩擦・乾燥による肌荒れを防ぐ
肌荒れが治らない場合、洗顔をすることで肌に刺激を与えていることが原因の可能性もあります。洗顔をするときに無意識に手でゴシゴシと擦っており、摩擦により肌が乾燥し、その乾燥が原因で肌が荒れているのかもしれません。
洗顔時に擦っていることが原因で肌荒れを起こしている場合、洗顔する回数を減らせば余計な摩擦を与えずに済むので、肌が綺麗になると考えられます。
メリット3.時短になる
洗顔をするときは、洗顔料をしっかり泡立てたり、丁寧に洗い流したりと手間がかかります。洗顔料を使わなければ、スキンケアやメイクに時間を回せます。
洗顔をしないことは時短になり、忙しい朝にとっては大きなメリットになるでしょう。
洗顔しないことのデメリット
洗顔をしないことのデメリットを3つご紹介します。デメリットを理解して、自分の肌を綺麗にするには洗顔料で洗顔するべきかしないべきか、判断しましょう。
デメリット1.毛穴が詰まる
洗顔料で洗顔をしないと、皮脂や汗、メイクなどが毛穴に詰まったままになってしまうことが多いです。毛穴が詰まってしまうと、毛穴が黒ずんできたり肌がザラザラしてきたりします。そして、徐々に肌のキメも乱れてくるのです。
また、毛穴が詰まることで肌表面のバリア機能が低下し、肌トラブルを引き起こしてしまう可能性も考えられます。
デメリット2.肌を清潔に保つことが難しい
特にオイリー肌の場合、洗顔料を使って洗顔をしないと、肌を清潔に保つのが難しいです。過剰に分泌した皮脂は水だけの洗顔では落としきれません。よって、洗顔料を使わず皮脂がそのまま肌に残っていると、肌トラブルを起こす可能性があります。
デメリット3.ニキビができやすくなる
洗顔料を使って洗顔をしないと、ニキビができやすくなります。
過剰に分泌された皮脂や古くなった角質などで毛穴が詰まってしまうと、皮脂を栄養とするアクネ菌の温床に。よって、丁寧な洗顔を行わないと、皮脂で肌が汚れてニキビができやすくなるのです。
洗顔しない場合の注意点
洗顔料で洗顔をしない場合の注意点を解説していきます。注意するポイントをおさえておきましょう。
水だけの洗顔でも保湿は行う
洗顔料を使わず水だけで洗顔をしたあとも、保湿は行いましょう。 水だけの洗顔で必要な皮脂を落とし過ぎないようにしても、そのあと保湿を行わないでいると、肌から水分が蒸発して乾燥してきます。
肌が乾燥すると、カサつきが目立ったり粉が吹いた状態になったりすることも。
肌のうるおいを保つためにも、水だけの洗顔後も保湿はしっかりと行ってくださいね。
肌がべたつくようになったら洗顔料を使う
肌がべたつくようになったら洗顔料を使いましょう。水だけの洗顔だと、汗や埃は落とせても、皮脂やメイクの汚れなどは落としきれない場合もあります。肌に汚れが残ったまま放置していると、肌荒れに繋がってしまうことが多いです。
水だけの洗顔だと肌がべたついたりテカったりする場合は、洗顔料を使用して、余分な皮脂を綺麗に落とすようにしましょう。
洗顔料のおすすめ成分
「洗顔をしない方が肌が綺麗になるけど、洗顔料を使って肌をすっきりさせたい!」という場合は、成分をチェックして洗顔料を選びましょう。肌質に合った洗顔料を選ぶことで、洗顔による乾燥などの肌荒れを防ぐことができます。
ここでは、肌悩み別に洗顔料のおすすめ成分をご紹介します。
肌の乾燥が気になる
肌の乾燥が気になる場合は、保湿成分配合がおすすめです。
【保湿成分】
ヒアルロン酸
セラミド
グリセリン
スクロース
ヒアルロン酸、セラミド、グリセリン、スクロースなどの保湿成分が配合されている洗顔料は、洗顔後の肌の乾燥を防いでくれます。
洗顔後に肌のつっぱりを感じるなら、保湿成分が多く配合された洗顔料を選んで、肌を乾燥から守りましょう。
敏感肌で刺激に弱い
敏感肌で刺激に弱い場合は、洗顔をしたあと肌に残りにくい脂肪酸石けんがおすすめです。
【低刺激な脂肪酸石けん】
ミリスチン酸
パルミチン酸
オレイン酸
上記の脂肪酸石けんは、きめ細かい泡立ちで泡切れも良いため、洗い流しやすく肌に洗顔料の成分が残りにくいのが特徴です。
脂肪酸石けんにもさまざまな種類がありますが、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸などは、余分な皮脂は落としつつ、肌のうるおいを守ってくれます。
気をつけてほしい成分は、「ラウリン酸」。同じ脂肪酸石けんでも、肌に成分が残りやすく敏感肌には刺激となりうるため注意してくださいね。
ニキビが気になる
ニキビが気になる場合は、下記の抗炎症成分や殺菌成分が有効成分として配合されたものがおすすめです。
【抗炎症成分】
グリチルリチン酸ジカリウム
アラントイン
【殺菌成分】
サリチル酸
イソプロピルメチルフェノール
上記の成分が有効成分として配合されている商品は、「医薬部外品」として販売されているのでチェックしてみてくださいね。
洗顔しない方が肌が綺麗になるというのは肌質による
今回は、洗顔料で洗顔しない方が肌が綺麗になる肌質や、洗顔料を使わないメリット・デメリットを解説しました。
この記事を参考に、洗顔しない方が肌が綺麗になる肌質なのかどうかを見極めましょう。そして、洗顔料で洗顔を行う場合は肌質に合った洗顔料を選んでくださいね。