多くのiPhoneユーザが愛用している「Apple Watch」。小さなボディにたくさんの機能を搭載した高性能スマートウォッチですが、バッテリーのもちは...残念ながら、1日1回は充電しなければならず、その間は腕から離さなくてはなりません。そんなときにかぎって、Apple Watch上の情報を確認したくなるものですよね。

幸い、iPhoneには「Apple Watchミラーリング」という機能が用意されています。対象となるモデルはwatchOS9.0以降が動作するApple Watch Series 6以降(Ultra/SE2を除く)、操作する側のiPhoneはiOS 16以降が前提となりますが、ペアリング済のApple WatchをiPhoneで遠隔操作できます。

Apple Watchミラーリングでは、ほぼ完全にApple Watchの機能をシミュレートできます。タップやフリックはもちろん、デジタルクラウンを利用したスクロール、サイドボタンの長押しも可能です。アプリの起動にも対応しますから、ワイヤレス通信圏内にあれば直接触れることなくApple Watch上の情報にアクセスできます。

使いかたはかんたん。iPhone側で「設定」→「アクセシビリティ」→「Apple Watchミラーリング」の順に画面を開き、「Apple Watchミラーリング」スイッチをオンにすればOK。まもなくApple Watchの画面が現れるので、パスコードを入力すれば手もとにあるときと同様に操作できます。iPhoneに表示されたApple Watch画面右上の「×」ボタンをタップすれば、ミラーリングは終了です。

サイドボタンのダブルクリックによるApple Payの支払いができないなど、一部機能に制限はあるものの、操作レスポンスも上々で快適にApple Watchを操作できます。設定アプリのように文字が小さくて見づらい場面も、役に立つはずですよ。

操作手順をカンタン解説

  • iPad iPhone Hacks

    1 iPhone側で「設定」→「アクセシビリティ」→「Apple Watchミラーリング」の順に画面を開きます

  • iPad iPhone Hacks

    2 「Apple Watchミラーリング」スイッチをオンにして、現れた画面でApple Watchのパスコードをタップします

    • iPad iPhone Hacks

      3 使い慣れたApple Watchの画面が現れます

    • iPad iPhone Hacks

      4 アプリの起動/終了を含め、Apple Watchの大半の機能をiPhone側から遠隔操作できます