市場調査会社・インテージは、今時の「バレンタイン事情」に関する調査を実施し、その結果を公開した。それによると、職場での義理チョコは、女性の8割以上が「渡したくない」、男性の6割以上が「貰ってもうれしくない」らしい。
本調査は、全国の15歳から79歳の男女2,633人を対象に、2月14日の「バレンタインデー」を前に実施されたものだ。
結果として、「職場の義理チョコ」は、女性の8割以上が「渡したくない」と回答。職場の義理チョコへの否定的な回答は、年齢別では、70~79歳が最も多く、次いで30~39歳という結果になっているが、基本的に全世代で「渡したくない」という傾向だ。
この結果に同社は、「コロナ禍で『不参加』にある種の免罪符が与えられ、建前としても『参加すべき』『参加したい』と考える人がさらに減った形」と分析している。
一方で男性も6割以上が「職場の義理チョコ」を「うれしくない」と回答。うれしくないと回答した人が最も多かったのは40~49歳の世代で、7割を超えている。男性側もほとんどの世代で「うれしくない」が「うれしい」の割合を上回るのだが、ここで唯一、20代男性だけは「うれしい」が「うれしくない」を上回った。
なお、「うれしい」と回答した20代男性はその主な理由として、「職場の人たちと懇親が深まるから」「イベントとして楽しめるから」「普段自分では買わないようなチョコやスイーツが食べられるから」などを挙げているという。義理チョコが好きそうなイメージのあるバブル・団塊世代の男性ですら「うれしくない」が6割を超えるので、Z世代ならではの傾向が出た結果なのかもしれない。
調査では、ほかにも女性が「なにチョコ(だれ向け)」を用意するかや、用意するチョコの予算に関する質問を行なっているので、興味があれば、こちらのリンク先の調査結果をぜひ見てほしい。ちなみに、家族向けのチョコでは職場チョコよりも肯定的な結果が出ているのでご安心を。
ネット上では「嬉しいです‼️」「節分とまとめて『好きな人がいる方角に向かってカカオ豆を投げる』イベントにすればよし」「バレンタインなんかやめたら?」「職場の義理チョコって文化、普通に少しキモチワルイ」などの声が寄せられた。