3月4日にスタートする東海テレビ・フジテレビ系土ドラ『自由な女神 ―バックステージ・イン・ニューヨーク―』(毎週土曜23:40〜、全4回を予定)で主演を務める女優でモデルの井桁弘恵が、同作の見どころや、上京して改めて感じた地元の良さなどについて語った。

井桁弘恵 衣装:オールインワン(BELPER) スタイリスト:中野雅世 ヘアメイク:田鍋知佳

同作は、地味な田舎女子のヒロイン・サチ(井桁)が、伝説のドラァグクイーン・ク―ルミント(武田真治)と出会い、東京でファッションデザイナーを目指す上京物語。

どこか地方ならではの倦怠感のなか、永遠に続くかのような日常があって、何者でもない自分を変えたくても何ができるわけでもない……そんな思いを抱えるサチについて、井桁は「考え方が大人すぎるがゆえに色々なことを早々と諦めてしまって、自分にあまり期待をしていないような女の子」と印象を語る。

そして、物語が進んでいくなかで「いろんな人の言葉や行動に影響を受けるシーンが多かったので、『こういう風に演じよう』とは決めすぎずに、周りの方がサチにどうアプローチしていくかをキャッチして、私自身も色々なことを柔軟に吸収しようという気持ちで挑んでいました」と、この役を演じる上で意識していたことを明かした。

また、サチは「自分に雰囲気が似ているところがある」と言い、「私自身、すごく自信があるというタイプではなく、『(自分は)どうせこのくらいだろう』と基準を決めて、分かったつもりになってしまうところや妙に冷静なところは似ているのかなと」「東京に出てきたあとに、いろんな人から影響を受けて、それを吸収しようとするところも似ていると思います」と自己分析。

続けて「自分の限界を決めてしまう一方、そう思っているだけじゃ何もできないと思っている自分もいて。そういう葛藤を抱いているからこそ、どっちに進めばいいか分からないというか……きっと同じような考え方の方もたくさんいらっしゃると思うのですが、そんな方が一歩踏み出せるように背中を押せる作品になったんじゃないのかなと思います」と自信をのぞかせた。

福岡出身で、現在は東京で活動する井桁。上京という点もサチと共通する部分だが、「自分が主演のドラマをやらせていただけるなんて、夢にも思っていなかったことなので、今は夢の先を進んでるという感じで(笑)。でも、この経験をさせていただいて、また新たに夢が広がったので、自分の将来の道を開いてくださった周りの方に感謝しています」としみじみ。

また、上京を機に地元福岡の魅力を改めて感じるようになったようで、「東京で『福岡出身です』と言うと、すごく羨ましがってもらえたり、同郷の方ともすごく仲良くなったり、自分が福岡にいた時は気づかなかったんですけど、福岡県民はもちろん他府県の方にも愛されている地元だったんだなって。上京してから、より愛が増しましたし、福岡に貢献できる仕事がしたいと思うようになりました」と目を輝かせた。

そして最後に、同作の見どころとして「一言では言い表せないくらい、いろんな魅力が詰まっていて。それぞれの登場人物がミントさんと出会うことで、少しずつ前に進んでいく様子や、サチを取り巻く三角関係、ミントさんの華やかな姿やショーなど、観ていて一分一秒飽きない作品だと思います。視聴者の皆さんもミントさんの言葉や行動に背中を押してもらえると思いますので、ぜひ楽しんでいただければ嬉しいです」とアピールした。

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