Visaは2月7日、アジア太平洋地域における2名の役員人事を発表した。4月1日にアジア太平洋地域リージョナル プレジデントのクリス・クラーク氏が同地域会長に昇格し、後任としてスティーブン・カーピン氏が新たにアジア太平洋地域リージョナル プレジデントに就任する。

  • Visa アジア太平洋地域会長 クリス・クラーク氏

同地域会長に昇格するクラーク氏は今後、アジア太平洋地域会長として、政府や業界の関係者との戦略的なやり取りなど、同地域およびグローバルの業務を担当。Visaの市場拡大戦略を推進するほか、Visa Europe Boardの非業務執行取締役を引き続き務める。

「新たな職務を喜んで拝命するとともに、(後任の)スティーブンが当社の顧客や取引先の事業の強力な成長を実現してくれると確信しています」とコメントした。

アジア太平洋地域リージョナル プレジデントに就任するカーピン氏は、2014年にオーストラリア・ニュージーランド・南太平洋地域グループカントリー マネージャーとしてVisaに入社。2017 年には東南アジア地域グループカントリー マネージャーに就任し、2019年からは日本のカントリー マネージャーを務めている。

  • Visa アジア太平洋地域リージョナル プレジデント スティーブン・カーピン

今後は、シンガポールにあるVisaのリージョナル本社を拠点とし、リージョナル プレジデントとして同地域の事業運営全般、顧客管理、GTM(go-to-market)戦略を担当する。

カーピン氏は、「クリスはVisaにおける20年のキャリアで、アジア太平洋事業を2倍以上に拡大するなど、模範的なリーダーシップを発揮してきました。クリスの功績を受け継ぎ、引き続き顧客や取引先と緊密に連携し、関係を強化して Visa アジア太平洋地域が働きがいのある優れた職場であり続けられるよう取り組みます」とコメントした。