フルティフルはこのほど、園児置き去り防止アプリ「QRだれドコ」に、お散歩などの園外活動で利用可能な「外出(点呼)モード」を新たに追加した。保育園・幼稚園への無償提供も継続する。

  • 園児置き去り防止アプリ「QRだれドコ」使用イメージ

園の管理者や保護者が、園児の活動をQRコードによって確認できる園児置き去り防止アプリ「QRだれドコ」は、昨年6月に正式リリース。

園児の名札の裏に入れておいたQRコードをスマホやタブレットで読み取ることにより、園での活動をクラウドで共有できる。インターネットに接続されたタブレットやスマホがあれば、QRコードを印刷した紙を園児の名札の裏に入れるだけで運用を開始できる。

これまで、同アプリの点呼機能は、通園・通学バスでの利用を前提とした「バスモード」機能の中で使用できたが、「バスだけでなく散歩の点呼でも利用したい」「バスは使っていないが散歩では点呼したい」という声を受けて「外出(点呼)モード」を追加した。

  • 外出(点呼)モード

「外出(点呼)モード」では、行先や行先での滞在時間、点呼対象者などを設定すれば、出発時、目的地への到着時、目的地からの出発時、帰着時の4回の点呼ができる。点呼時にはスマホに対象園児の名前が表示され、園児のQRをスキャンするごとに一人ひとりの名前が消し込まれる。

  • 外出(点呼)モード 園児のQRをスキャンするごとに一人ひとりの名前が消し込まれる

スマホのほか、施設内の管理画面でもお散歩などの進捗状況が常に確認できる。

  • 外出(点呼)モード 施設内の管理画面からも確認できる

万が一、一定時間スキャンされないままの園児がいた場合は、引率者・管理者・園児の保護者に対して注意喚起メールが送信される。

  • 外出(点呼)モードの注意喚起メール

そのほか、通学や放課後スクールで利用されるバスはワンマンバスが多いことから、ワンマンバスへの対応も強化。外付けQR読取機との接続機能を実装し、運転席で点呼状況を確認することができるようになった。

グループ分けや絞り込みができる「タグ情報」も登録できる機能も追加した。タグ情報にはクラスや学年などの情報を登録でき、ニックネーム以外の情報を付加したり特定のクラスの児童だけを絞り込んで表示することもできる。