生活総合サービスは2月6日、「就活生と企業の関係性に関する調査」の結果を発表した。同調査は1月5日~10日、過去3年以内(2020年4月以降)に就職活動をして入社した4年制大学卒業の男女1,000 人を対象にインターネットで実施した。
採用選考の際、ありのままの自分を出すことができたか尋ねたところ、62.8%が「できた」と回答した。入社年別にみると、入社歴が若い人ほど「ありのままの自分を出すことができた」と回答した人は少なかった。
選考過程でどんな時に自分らしさを出せたか聞くと、65.8%が「話しやすい雰囲気を作ってくれた時」と回答した。次いで、「自分に興味を持ってくれていると感じた時」(47.1%)、「就活以外の話ができた時」(25.3%)となっている。
事前に描いていた各企業のイメージと実際の採用選考過程でネガティブなギャップを感じることはあったか聞くと、49.9%が「あった」と答えた。入社歴が若い人ほどその割合が高い傾向がみられた。
ネガティブなギャップの内容について尋ねると、「事前に聞いていたイメージと違った」(32.7%)が最も多く、「企業のことをあまり詳しく教えてくれなかった」(24.4%)、「採用過程が機械的に感じた」(23.8%)と続いた。
新卒入社先以外でエントリーして良かったと思う企業がある人に、エントリーして良かったと思った理由を聞くと、53.7%が「業界や企業のことを良く知ることができた」と答えた。21.6%は「良い人事担当や社員に出会えた」と答えている。
「良い人事担当や社員に出会えた」と回答した人に、その出会いによってその後の就職活動や社会人人生に良い影響を受けたか尋ねたところ、86.8%が「良い影響を受けた」「やや良い影響を受けた」と答えた。