【行列必至!?】東京・青山にレストラン「DEK 青山」オープン - 野菜と果物の楽園に行ってきた

大田市場にて100年の歴史を誇る青果の仲卸「船昌」。この老舗仲卸が新たに飲食店プロデュースを行う「f.dining」を立ち上げ、1号店となる旬の青果を楽しめるレストラン「DEK (デック) 青山」を港区青山エリアに2月10日オープンする。話題を呼びそうな青果の仲卸が手がけるレストランに一足先に伺ってみた。

旬の青果を楽しめるレストラン「DEK (デック) 青山」を、2月10日にオープンする

■フレッシュなフルーツ・野菜を使用したレストラン

表参道駅徒歩4分の「グラッセリア青山」内にオープンした「DEK 青山」。ここでは、確かな目利きで選び抜かれた青果をふんだんに使用したメニューを提供する。

東洋一の青果物取扱量を誇る大田市場から毎日取り寄せる食材は、100年近い歴史を持つ老舗仲卸のバイヤーが厳選。"青果のLAB"として「DEK 青山」は、おいしい日本の旬の青果を最適な調理方法で提供できるよう、ミシュラン3ツ星フレンチ店での経験も持つ専属シェフやパティシエ、ソムリエたちが日夜研究を重ねメニュー開発を行っている。

■青果の魅力をカジュアルに味わえる「DEK KITCHEN」

店舗は2フロアの構成となっており、1階は家族や友人、一人でも気軽に楽しめる「DEK KITCHEN」だ。フルオープンで一体感のあるテラス席や、清潔感のあるタイルが印象的なアイランドキッチン、二面がガラス張りといった造りで明るく開放的な空間となっている。

提供する料理は、新鮮食材ならではの味を生かしたサラダや野菜のグリル、出汁とリンゴ酢で穏やかな味わいに仕上げた自家製ピクルス、パスタなど、カジュアルに楽しめるフード・スイーツ・ドリンクがラインナップ。

「DEKサラダ生ハム添え」(1,700円)は、レタスや3種の旬野菜のマリネ、自家製ピクルス、季節の果物などがたっぷりと盛られ、お好みのドレッシングとともに一皿でさまざまな味や食感が楽しめる。

「DEKサラダ生ハム添え」(1,700円)

「沖縄県産ティダパインのパンケーキ」(1,600円)は、沖縄県産のパイナップルを使用し、自家製ソースをトッピングしたDEK特製パンケーキだ。

「沖縄県産ティダパインのパンケーキ」(1,600円)

このほか、栃木県産のとちあいかを使用した「苺"とちあいか"のパフェ」(1,900円)や、パイナップルジュースをベースにキウイ、リンゴ、オレンジ、パイン、ケール、ほうれん草をたっぷりと使用した「グリーンスムージー」(900円)、暖かい日にすっきりといただけるカクテル「パイナップルミモザ」(900円)などを用意。スイーツやアルコール、ノンアルコールカクテルなど幅広いメニューを朝・昼・夜と味わえる。

「苺"とちあいか"のパフェ」(1,900円)/「グリーンスムージー」(900円)/「パイナップルミモザ」(900円)

また、入り口には目からも旬を感じられる青果をディスプレーしており、魅せる工夫も随所に施されている。

■コースで四季折々の青果を堪能「DEK DINING」

2階は、日本の青果の魅力を最大限に生かした料理をフルコースで味わえる、上質空間「DEK DINING」(今春オープン予定)だ。ランチ5,000～6,000円、ディナー10,000～15,000円の価格帯で、5～8品ほどの料理をコースで提供する予定。

料理は四季が感じられることを大切にした、ジャンルレスフード。中央のシェフズキッチンを目でも楽しみつつ、そこで調理されたメニューやカクテル、ワインを楽しめる。

15,000円のディナーコースから「そら豆のローストカラスミパウダー」「カリフラワーのピューレ黒トリュフをのせて」「スライスした菊芋とアオリイカの梅肉和えウニをのせて」「季節野菜とベーコンのキッシュ」。手前は1階で提供される「DEKオリジナルピクルス」600円

店舗デザインを担当したのは「BaNANA OFFICE」。床のデッキはもちろんのこと、壁や天井、建具や家具も、気鋭の建材メーカー「TIMBER CREW」が手がけた国内でハンドメイド加工された木材を使用している。

2階には個室も完備

店の骨格である1階のアイランドキッチンと2階のシェフズキッチンには、サンフランシスコまで足を運んで選び抜いた、ハンドメイドで焼き上げるこだわりのセラミックタイル「HEATH CERAIMICS」のタイルを使用。2階は甲板が由来の「DEK」にちなんで、クルーズダイニング＝船卓をイメージした落ち着いた空間に仕上げている。