バスリエは2月7日、「産後のお風呂に関する調査」の結果を発表した。調査は2022年2月~2023年1月、全国の出産経験のある女性200名を対象にインターネットで行われた。

  • 出産後、入浴を開始した時期

    出産後、入浴を開始した時期

出産後、入浴を開始した時期を聞いたところ、「産後1ヵ月経ってから」(51.5%)が半数を超える結果に。会陰切開の有無別に見てみると、切開なしの場合は4割以上もの人が1ヵ月以内に再開と回答しているのに対し、切開ありの人は、1ヵ月以内での再開は2割に満たなかった。

また、帝王切開の場合では、産後1ヵ月以内に再開した人が3割弱、産後1ヵ月での再開は4割と、会陰切開をした人よりも早い時期に入浴を再開していることが明らかに。会陰切開がなかなか目視で傷口を確認できないのに対し、帝王切開では確認しやすいことが影響しているよう。

  • 産後のシャワーで困ったこと

    産後のシャワーで困ったこと

続いて、産後のシャワーで困ったことを教えてもらったところ、「会陰の傷口の洗い方がわからない」(20.92%)がトップに。次いで「傷口が痛む」(19.48%)、「十分に温まらない」(19.2%)、「悪露が多い」(14.04%)と続き、「十分に温まらない」と回答した割合については、「6~8月」の夏場を除くすべてで25%以上の割合に。冬以外でも、産後ママはシャワー浴時の冷えに悩まされていることがうかがえた。

  • 産後の入浴時間

    産後の入浴時間

次に、産後の入浴時間について調査したところ、「妊娠前から比較して妊娠中のほうが短くなった」が55%。また、「妊娠中と比較して産後の入浴時間が短くなった」という人は76%にのぼり、妊娠中は体調面や動きづらいなどの理由から入浴時間が短くなり、更に産後は体調面・産後の身体の痛みに加え、子育ても加わったことで、余計に入浴時間が短くなる傾向にあるよう。

実際の入浴時間を見てみても、「5分以下」で済ませる人が37.5%、「10分以下」で済ます人が40%と、8割近くの人が10分以内であることがわかった。