香港政府が、海外からの観光客を対象に、香港行き往復航空券50万枚を無料で提供すると現地時間2月2日に発表(pdfが開きます)し、ネットで大きな話題となっている。
今回の発表は、新型コロナウイルスの影響で、落ち込んだ観光産業などの復興に向けた取り組みである「Hello Hong Kong」キャンペーンの一環だそう。香港への入境制限がすべて解除されたことを受け、「新しい魅力的な体験で旅行客を歓迎する」としている。
配布の期間は今年3月から6カ月間。香港を拠点とする航空会社であるキャセイ・パシフィック航空、香港エクスプレス航空、香港航空が段階的に配布するとしている。3月から東南アジアで配布をスタートし、4月は中国大陸向け。日本でも5月から配布を予定しているという。
今回の無料航空券は、航空会社の抽選などで提供される予定で、具体的な応募方法などは今後発表するとのこと。
このほか、「Hello Hong Kong」キャンペーンでは、16,000以上の店舗で使える特典バウチャー「Hong Kong Goodies」が配布されるという。バーやレストラン、ホテルでの無料のウェルカムドリンクのほか、市内交通や飲食店、ショップや観光施設で利用できる金券など多数の特典が用意されている。
無料航空券50万枚の配布だけで総額約300億円を超える計算になるそうで、このなんとも太っ腹なプレゼントにネット上では、「行きテェ!遊びて!」「なんだこれ。いいじゃないか」「めっちゃいいじゃん✨」などの声が寄せられている。