米国北東部の最高峰とされるニューハンプシャー州のワシントン山で現地時間2月4日、体感温度がマイナス77.8℃に達し、米国史上で過去最低の体感気温の記録を更新したという。
体感温度とは、風や湿度などの影響で、人の肌が感じる温度のこと。概ね風速が秒速1メートル増えるごとに、体感温度が1℃低くなるとされている。
❄️💨❄️This is EXTREME WEATHER! Right now Mount Washington is living up to the reputation of having the worse weather in the world.
— NWS Cleveland (@NWSCLE) February 3, 2023
INSANE conditions Temp -42° F, Wind Chill -101° F, Wind Gusts 127 mph! https://t.co/vr4pGu9p7G
From the summit cam 230-240pm. #OHwx #PAwx pic.twitter.com/6N30euV9oL
ニューハンプシャー州にある標高1917メートルのワシントン山の観測所によると、実際の気温はマイナス44℃にまで達し、時速およそ200キロメートルほどの突風が吹いていたという。この寒さは、北極圏の強力な寒気が流れ込んだためだそう。ちなみに、これまでの全米での最低体感温度はアラスカ州で記録したマイナス76℃だ。
Our daily record low of -32F (set in 1963) has already been broken and is expected to plunge even lower overnight. You can track how low ambient air temperatures go on our Current Summit Conditions page: https://t.co/19MbrZ7kZm
— Mount Washington Observatory (MWO) (@MWObs) February 3, 2023
Or view the weather live at: https://t.co/jIS6eKA0ix pic.twitter.com/PtUIn2AzTp
ワシントン山天文台(MWO)の公式Twitterは2月3日に「1963年に記録した日中の最低気温を更新し、一晩でさらに下がる見込みです」とツイートしていた。
この日は、米国際北東部に位置するメイン州の一部で、少なくとも過去100年の中で最も極端な寒気を経験したという。また、マサチューセッツ州ボストンや、ロードアイランド州プロビデンスなどの都市では、日中の気温としての過去最低を記録したそうだ。
ネット上では「ドライアイスとほぼ同じ温度」「体感−77℃。想像もできない数字ですね。どんな世界だ…」「人間も凍りそう」「まさにデイ・アフター・トゥモロー」などの声が寄せられた。