お笑いコンビ・空気階段とビスケットブラザーズがこのほど、都内で行われた「俗の細道」合同取材会に出席した。

  • 空気階段とビスケットブラザーズ

『キングオブコント2021』の王者・空気階段(水川かたまり、鈴木もぐら)と、『キングオブコント2022』の王者・ビスケットブラザーズ(きん、原田泰雅)によるツーマンライブ「俗の細道」が、2月10日に大阪・COOL JAPAN OASAKA TTホール、2月24日に東京・よみうり大手町ホールで開催される。

これまでもユニットライブを開催してきた2組。もぐらは、ビスブラの魅力について「頭からつま先まで笑えるコントを作られている。それが大好きです。冒頭の一言から最後の一言まで。動きもそうですし、あとはフォルム。やっぱり人間丸いものが好き。僕パチンコが大好きなんですけど、パチンコは全部丸で作られている。子供がドラえもんやアンパンマンが好きな感じで、丸にハマっちゃった感じ」と話して笑いを誘い、きんが「全部体型やん」とツッコミ。

かたまりは「お笑いをやる上でのフィジカルがめちゃめちゃ強い。個人の能力が高く、サッカーでいうとレアル(レアル・マドリード)みたいなコンビだなと思います。能力が高い2人でやっているので、それが戦術になる。その上で、ものすごい繊細な部分がある。その二面性が魅力的だと思います」とサッカーの強豪に例えた。

一方、きんは空気階段について「漫才劇場の出番を見たときに、面白すぎて『うわ~!』って思った。ダークでかっこよくて、けど超ストロングのお笑いで、やられた感がありましたし、ユニットコントをやらせてもらうときの飲み込みの早さと、お互いが勝手に面白くしてくれる能力者。とてつもない2人だなと思います」と絶賛。

原田も「空気階段は、下ネタを入れたコントやグロいコントが多い。それを僕らがフルにやると見てられないものになるはずなんですけど、どんだけ汚くてもプリンセスみたいな」と独特の表現で魅力を語り、きんが「プリンスじゃなくて?」と尋ねると、「俺、かたまりのことをかわいいと思いすぎている」と照れ笑い。そして、きんが「凛としていてオシャレ」と言うと、原田も「かっこいい。自分がビスケットブラザーズじゃなくて、中学のときからお笑いずっと好きだったら理想とするコンビが今、隣にいるという感覚です」と心からリスペクトしていた。

2組とも『キングオブコント』の王者となって迎えるツーマンライブに心境の変化はあるか聞かれると、もぐらは「僕は緊張しますね。楽しくてやりたいイベントなんですけど、下手なものは出せない」と告白。きんも「ストロングな内容になってしまっている。比べられると危険な相手とやっているので」と緊張感を口に。

原田は「僕らは一足王者になるのが遅かったので、空気階段を呼び出して『俺らって今後やっていっていいの?』と言ったことがあった」と打ち明け、「後輩のほうが先に王者になると焦りはありましたね。先輩なのに王者に寄っかかっていたら申し訳ないし、王者になって胸張っていられる」と安堵の表情。きんも「(自分たちが王者ではないときは)肩書きがないから集客面めっちゃ頼っていたかもしれないけど、お互い王者になれたので集客をうやむやにできる」と笑った。