日本将棋連盟は2023年2月3日、『将棋世界2023年3月号』(発行=日本将棋連盟、販売=マイナビ出版)を発売した。 棋界最注目の藤井聡太王将vs羽生善治九段の第72期ALSOK杯王将戦七番勝負ほか、充実のラインナップとなっている。

巻頭カラー「第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第1局」

第72期ALSOK杯王将戦七番勝負では立会人を務めた久保利明九段が、世紀の一戦ともいわれる藤井聡太王将と羽生善治九段の激闘を振り返る。

緊急企画「藤井竜王は六冠から七冠に飛ぶか?」

緊急企画として、過去の名人戦の軌跡を振り返りつつ2023年の大勝負と名人戦を占う「藤井竜王は六冠から七冠に飛ぶか?」を掲載。また戦術特集は「振り飛車党必須! B級戦法迎撃法」。B級戦法に悩まされているアマチュア振り飛車党にとって必見の講座だ。

俊英棋士インタビュー、渡辺和史五段「トップ棋士と戦いたい」

俊英棋士インタビューでは渡辺和史五段が登場。明朗活発な性格で、どんな質問にも笑顔で答えを返してくれる。大学では興味のあることとして室町時代を専攻。ややマイナーな将軍のことを楽しそうに話す姿に人のよさがにじみ出ている。

女流棋士インタビュー、内山あや女流1級「将棋も趣味も全力投球!」

女流棋士インタビューは内山あや女流1級が登場。多彩な趣味を持ち、お笑いや最近興味を持ち始めたというラグビーなど、実際に現場にいって楽しむという行動派だ。前のめりに話すその姿は周囲を明るくさせる。

ほかにも藤井竜王が優勝を決めた第30期銀河戦決勝、第16回朝日杯将棋オープン戦の名古屋対局第12期リコー杯女流王座戦、第49期岡田美術館杯女流名人戦、エッセイや講座など、大ボリュームの一冊となっている。Amazonの紹介ページはこちら

『将棋世界2023年3月号』
発売日:2023年2月3日
価格:870円(本体価格791円+税10%)
判型:A5判244ページ
発行:日本将棋連盟