米Twitter社のイーロン・マスクCEOが現地時間2月5日、自身のTwitter投稿にて、「良い」コンテンツを作る優良Bot向けの無料APIを提供することを示唆し、注目を集めている。

Twitterは、これまでユーザーのAPIアクセスをシャットアウトし、開発者向け利用規約をひっそりと更新。利用規約にサードパーティ製のアプリの開発を禁止する内容を追加していた

その後、多くのサードパーティ製アプリや、Botを作るために使われるAPIへのアクセスを2月9日から有料化すると発表。この発表に関してマスク氏は、「無料APIは今、ボット詐欺師や意見操作者にひどく悪用されています。ID認証付きのAPIアクセスに月々100ドル(日本円で約1.3万円)を支払うだけで、事態は大幅に改善されるでしょう」とコメントしていた。

しかし、この発表には多くの反発があったようで、今回マスク氏は「フィードバックに応えてTwitterは、無料で優れたコンテンツを提供するボット用の、軽量で書き込み専用のAPIを有効にします」とツイートした。ただし、何をもって「良い」コンテンツとするのかは、記事執筆時点では明確な基準は示されていない。

ちなみに、スパムを拡散するBotの多くは、実際には公式のAPIを使用していないという指摘もあり、今回のAPI有料化は、うまく機能しないかもしれないという意見も出ているようだ。

ネット上では「読み込みはどうなるんだろ」「まあ、しばらく見てるしかなさそうだ。」「イーロン・マスクにとって優れているbotってなんだ?」「良いBotと悪いBotの判別なんてできるんだろうか。」などの声が寄せられた。