東急電鉄は、国土交通大臣から2022年4月8日に認可された内容の通り、東急新横浜線開業と同日の2023年3月18日に鉄軌道旅客運賃の改定を実施すると発表した。
普通旅客運賃(鉄道対キロ区間制)の大人料金は、1~3kmにおいて現行の1円単位運賃126円・10円単位運賃130円から、1円単位運賃・10円単位運賃共通で140円に改定。26~30kmにおいて現行の1円単位運賃304円・10円単位運賃310円から1円単位運賃347円・10円単位運賃350円とする。51~56kmにおいて現行の1円単位運賃471円・10円単位運賃480円から1円単位運賃531円・10円単位運賃540円に改定する。
均一制の世田谷線では、現行の1円単位運賃147円・10円単位運賃150円から、1円単位運賃・10円単位運賃共通で160円に改定される。こどもの国線の普通旅客運賃は据置き、通学定期旅客運賃は全区間据置き、小児運賃は大人運賃の半額となる。
新線建設などにかかった設備投資費用の一部を利用者に負担してもらうため、東急新横浜線の新綱島~新横浜間または同区間と他の区間とにまたがって乗車する場合、基本運賃に加えて加算運賃として、普通旅客運賃(大人)70円、通勤定期旅客運賃(大人1カ月)2,620円、通学定期旅客運賃(大人1カ月)970円が設定される。
料金改定にともない、旅客運賃改定日前の3月17日までに発売する定期乗車券等は、旅客運賃改定日の3月18日以降に利用する場合であっても、改定前の旅客運賃で購入できる。旅客運賃改定日以降も、その有効期間内は、その有効区間内の別途運賃の別途運賃を支払う必要はない。ただし、世田谷線の回数乗車券については、改定後の運賃との差額を支払う必要がある。
旅客運賃改定日前に購入した定期乗車券等においては、有効区間外への乗越しなどにより追加で旅客運賃を支払う場合に、改定後の旅客運賃をもとに計算して差額を支払うことになる。