スマートホーム(IoT)家電情報サイト「BENRI LIFE」は2月1日、「スマートホーム家電」に関する調査結果を発表した。調査は1月6日〜24日日本全国の10代〜60代の男女1万488名を対象にインターネットで行われた。
利用したことがあるスマートホーム家電を聞いたところ、「スマートスピーカー」(49.1%)、「スマートリモコン」(39.8%)、「スマートライト」(27.0%)が上位に。
利用しているスマートスピーカー(スマートホーム向けAIアシスタント)のブランドは、「Amazon Echo」(70.4%)がダントツのトップで、次点は「Google Nest」(39.7%)。スマートスピーカーを除くスマートホーム家電の利用率をブランド別にみると、1位「SwitchBot」(25.4%)、2位「SHARPのCOCORO HOME」(19.7%)、3位「+Style」(16.5%)、4index.top「Nature Remo」(15.2%)となった。
続いて、スマートホーム家電をどのように利用しているのかを教えてもらったところ、操作は「スマホ・タブレットのアプリ」(52.0%)や「スマートスピーカー」(46.0%)からの音声操作が多い結果に。利用シーンとしては、「照明のオンオフ・調光」(43.8%)、「テレビの操作」(41.2%)、「空調の制御・管理」(40.2%)が上位となった。
次に、スマートホーム家電の導入と課題について調査した。その結果、スマートホーム家電の購入は「Amazon」(50.6%)が半数を超えており、先述のAmazon Echoの結果でも示した通り、日本のスマートホーム市場は、Amazonの影響を強く受けていることがうかがえる。次点は「実店舗」で25.4%と多く、予算は56.7%が「1万円から5万円」であることがわかった。
導入した目的・きっかけとしては、「家電の音声操作」(32.4%)、「外出先からの家電操作」(30.6%)、「時短・家事効率化」(29.0%)が上位に。実際に導入してみての満足度は62.5%と半数以上を占めた。
一方で、「スマートホーム家電で課題に感じる点」を調査したところ、合計76.9%が課題を抱えていることが明らかに。特に「設定が面倒、難しい」(27.6%)、「製品の価格が高い」(26.6%)、「ネットワークにつながりにくい」(22.4%)という声が多くあがった。