日本インフォメーションは1月30日、衛生意識に関する意識・行動調査の結果を発表した。調査は2022年12月20日〜21日、16歳〜59歳の男女963人を対象に行われたもの。
まず、2020年時と今現在での行動実態を聴取し、変化を調査した。すると、2020年と比べて外出や人混みに対する抵抗が減っている事が判明。特に、「外食をなるべくしない」(33.0%→19.7%)や「満員電車になるべく乗らない」(45.2%→36.7%)、「混雑したエレベーターになるべく乗らない」(33.0%→26.6%)などが減少している
性年代別では、女性20代〜50代で「外食をなるべくしない」が大きく減少している。男性では、20代では「満員電車になるべく乗らない」、10代では「つり革をなるべく触らない」が特に減少している。
続いて、外出時の持参物の変化については、「マスク」は男性40代〜50代、女性10代〜30代で大きく上昇している。「除菌スプレー」は10代女性では増加し、「除菌ジェル」は10代男性や女性10代・50代で減少していた。
2020年と比べて頻度が減った行動については、性年代別では「手指の消毒」の頻度減少が男性10代で39.7%、女性20代で35.9%と多くなっている。男性10代では「マスクの着用」も29.5%で全体より大きく減少しているほか「うがい」など感染予防対策の頻度減少が他の性年代より多い傾向が見られた。
今現在の新型コロナウイルスへの意識は、「罹患(りかん)したら死ぬ可能性がある」(50.3%→19.7%)や「罹患したら世間の目が心配」(42.6%→15.4%)、「医療体制が不安」(36.4%→22.9%)は減少している一方で、「罹患しても命には別条はない」(12.5%→33.2%)が増加している。
新型コロナウイルス罹患(りかん)時の公表に対する考え方については、全体で約7割弱が外部に公表する意向を示したが、「仕事・学校等の都合で仕方なく公表する」は30.5%で「気にせず公表する」は35.1%にとどまっている。
新型コロナの報道に関しては、男女ともに年代が上がるにつれて感染者数を確認する人が増える傾向。全体では、「気になって確認している」が24.5%。「気にならないが一応確認している」が26.4%と、5割が確認している事が分かった。