リンナイは1月31日、「夫婦の家事分担」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2022年12月24日〜27日、20代〜60代の既婚者2,350人を対象に行われたもの。
まず、家事の分担割合を聞いたところ、最も多い回答は妻9割(女性34%、男性28%)となった。妻10割(女性23%、男性8%)の回答は男女で差が見られ、家事分担の認識が夫婦で異なることが伺えた。
1日の家事に費やしている時間については、女性では「3時間〜4時間未満」(28%)、男性では「1時間〜2時間未満」(48%)がそれぞれ最多となっている。
担当している主な家事を聞いてみると、すべての家事について女性が男性を上回る結果に。男性に多い家事は、掃除(53%)や買物(50%)であった。
食事・洗濯・掃除について、担当する具体的な内容について尋ねると、女性の7割以上がほぼすべての家事を担当していたのに対して、男性では掃除は「ごみ袋の取り換え」(37%)、食事は「食器洗い・乾燥」(34%)、洗濯は「洗濯物を干す(乾かす)」(32%)と、いずれも一部分のみに限られる傾向が見られた。
続いて、食事・洗濯・掃除において負担に感じる内容を聞いたところ、女性では、食事は「献立を考える」(57%)、掃除は「水まわりの汚れ掃除」(49%)、洗濯は「洗濯物をたたむ」(37%)が多かった。
また、女性がパートナー(夫)に気にかけてほしい家事については、食事では「コンロなど調理機器の掃除・手入れ」(39%)、掃除では「換気扇の油汚れ掃除」(39%)、洗濯では「洗濯物をしまう」(32%)に回答が集中した。
食事・洗濯・掃除について重視するポイントは、女性では掃除は「水まわりの汚れを防ぎたい」(79%)、食事は「食材・食事の費用を抑えたい」(74%)、洗濯は「生乾き臭を防ぎたい」(73%)が多い結果に。女性と男性で特に差が見られたのは、掃除の「水まわりの汚れを防ぎたい」や食事の「手軽に作りたい」であった。