「毎日美味しいごはんを食べたい」という家庭のニーズにこたえ、炊飯器はどんどん高性能・高機能になっています。メーカーが美味しさを追求したという10万円を超える炊飯器も珍しくありません。とはいえ、ごはんの好みは人それぞれ。ちまたで評価の高い炊飯器でも、自分が好きな味かどうかはわからないものです。せっかく高価な炊飯器を購入しても「美味しいけど好みとは違うかも……」という残念な結果になることもあったりします。
高級炊飯器「炎舞炊き」シリーズで知られる象印マホービンは、食事処「象印食堂」(大阪市)を運営していて、同社最新の家庭用高級圧力IH炊飯ジャーで炊いたごはんを食べられるようになっています。その象印食堂、2月7日から新たにJR東京駅近くのKITTEに「象印食堂 東京店」を常設オープン。今回、メディア向けの内覧会でどのように「ごはんの美味しさ」を提供してくれるのかチェックしてきました。
象印食堂 東京店の、見ているだけでも楽しい限定スタンドメニュー
象印マホービンはもともと「象印マホービンの炊飯器で炊いたごはんの美味しさを実際に体験してほしい」というコンセプトから、2016年からさまざまな期間限定店を手がけてきました。2018年からは、大阪なんばに常設のごはんレストラン「象印食堂」を開設しています。今回オープンする「象印食堂 東京店」は、常設店の第二弾。JR東京駅から徒歩1分の商業ビル「KITTE(5階)」という、アクセスしやすい立地です。
メディア向けの試食会では、東京店のみのランチ限定メニュー「みやび会席」(3,980円)の一部をいただきました。東京店限定メニューにはこのランチメニューと、ディナーメニューの「炎舞会席」を用意。いずれも東京店ならではの演出として、豪華なアフタヌーンティーのようにプレートスタンドで提供されます。プレス試食会ではこのみやび会席の「スタンドメニュー」のみを試食しました。
2回「おかわり」をしてほしい! 象印食堂ならではのごはん提供法
象印食堂では、常に3種類のごはんを提供。すべてのメニューで好きなごはんを選べて、おかわりも自由! おかわりでは違う種類のごはんも選べるので、3杯食べればその日のごはんの種類をコンプリートできるのです。提供されるのは以下の3種類。日によって内容は異なります。
白米(標準):炎舞炊きの「標準」モードで炊いたごはん。お米の銘柄は日によって変わりますが、五ツ星お米マイスターが厳選したものを提供。
白米(炊き分け):上記の「標準」と同じ銘柄のお米を使って、炎舞炊きの異なるモードで炊いたごはん。今回の試食では「しゃっきり」で炊いたごはんでした。日によっては「もちもち」などのモードも登場。同じお米でも、炊飯モードでどれくらい味が変わるかを体験できます。
健康応援米:「玄米」や、胚芽周辺の栄養を残した「金賞健康米」、胚芽量が通常の約3倍ある「金のいぶき」といった健康を意識したごはん。炎舞炊きで雑穀米がどれだけ美味しく炊けるかをチェックできます。
ちなみに、マイナビニュース +Digitalの林編集長は3種類のごはん(豆皿で提供)を食べたあと、通常のお茶碗で2回おかわり。「モッチリした食感といい、口に入れた瞬間の香りと甘みといい、ごはんの美味しさはさすが象印。個人的には標準モードのごはんが好きですが、周りには意外と『もち麦入りの健康米が一番』という意見も多かったです。雑穀米がここまで美味しく炊けるのはうれしい~」(林)
象印の炎舞炊き炊飯器はさまざまなテクノロジーで「美味しさ」にこだわっていますが、ほかの炊飯器との違いは本体底にあるIHヒーター。一般的なIH炊飯器は1つの円形ヒーターですが、炎舞炊きは「3DローテーションIH構造」を採用しています。IHヒーターを6ブロックに分割し、加熱部位を切り替えながら集中加熱でごはんを炊く仕組み。釜内に激しい対流を生み出せるほか、エリア当たりの火力を従来の4倍以上に引き上げることに成功しています(大火力と対流でお米の甘みを引き出します)。
ところで、いくら美味しくても「ランチに3,000円以上かけるのも……」「ゆっくり外食する時間がない」という人もいるでしょう。象印食堂 東京店では、なんば店でも人気の「象印御膳 鯛茶漬け付」(1,980円)といったメニューもあるほか、テイクアウト用のお弁当も用意されています。「最新の高級炊飯器で炊いたごはんって我が家のごはんとそんなに違うの?」と思ったら、一度ぜひ足を運んでほしいと思います。