フジテレビ系ドラマ『女神(テミス)の教室 ~リーガル青春白書~』(毎週月曜21:00~)に出演する声優で俳優の宮野真守が、同作の見どころや、“月9ドラマ”出演への思いを語った。
未来の法曹界を担う若者たちが通うロースクール(法科大学院)を舞台に、裁判官で実務家教員の主人公・柊木雫(北川景子)と、法律の判例オタク・藍井仁(山田裕貴)らが、自身の価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問う同作。宮野は、柊木のロースクール時代の同期で東京地検公判部所属の検察官・横溝太一役を演じている。
今回の役どころについて、宮野は「雫と横溝と麻理恵(佐藤仁美)の関係が、(ドラマのなかで)描かれていない時にも重要になってくると感じました。柊木先生が同期との時間を大事にしていて、それを学生たちに伝えるんですね。柊木先生も完璧ではないので、心が乱れた時に、安らぎとして仲間がいることがどれだけ大切か。そんな存在を演じさせていただくということで、今回のドラマにおいて、すごく大事な部分を担わせていただいているなと思います」としみじみ。
続けて、「サブタイトルにもある通り、“青春”といいますか、学生たちの物語でもある。下位ローで頑張っている人たちがいて、下位ローの存在意義みたいなものも、これから物語を重ねていくなかで描かれていくのですが、僕自身も考えさせられるリアリティのあるドラマで、会話劇やシナリオが面白いと、ドラマに没入する感覚をくれるんだと改めて感じました」とドラマの見どころを語った。
同作への出演が決定した際、「まさか自分の役者人生において、“月9ドラマ”に出演させてもらえる日が来るとは思ってもみなかったので、オファーをいただいた時は驚きを隠せませんでした」とコメントしていた宮野。また先月26日には、日本テレビ系バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(毎週木曜22:00~)の人気コーナー「ゴチになります!24」の新メンバーにも決定した。
“月9”や“ゴチ”のように多くの人に知られる放送枠のドラマやバラエティ番組に自身が出演することへの思いを聞くと、「子どもの頃からテレビが大好きで、“月9ドラマ”も子どもの頃から観ていましたし、『ぐるナイ』は番組が始まった頃から観ていましたし、『めちゃイケ』も大好きだったので、まさか、大好きなナイナイさんと一緒にお仕事をさせていただけるなんて」と明かしつつ、「小さい頃の自分に『“月9”出るよ』『ナイナイさんに会えるよ』『マリオになるよ』と言ってあげたい(笑)。俳優としても、声優としても、アーティストとしても、タレントとしても、こんなにいろんなことをやらせてもらえると思っていなかったので、すごく嬉しいですね」と感慨深げに話した。
なお、特に印象に残っている“月9ドラマ”は『ロングバケーション』だそうで、「スーパーボールのシーンとか実際にやりませんでしたか? あれ、絶対に上手く戻ってこないんですよ(笑)」と悔しそうな表情を浮かべ、笑いを誘っていた。
そして最後に、『女神の教室』で学生たちの青春が描かれることにちなみ、宮野の青春エピソードについて聞くと、「僕の青春は高校時代ですね。高校時代に一緒にいた仲間は永遠だなって。それが(『女神の教室』の作中で)柊先生が伝えたいことだろうし、ロースクールで出会った仲間がそういう存在になってほしい。きっと彼らも卒業して、それぞれの道に進んでいきますが、僕自身、高校時代の仲間と会えない期間があっても、会えばすぐに当時に戻るし、高校時代に過ごした時間が大人になっても自分を支えてくれる感覚があります」と振り返っていた。