一年を通して優秀な活躍をした俳優や映画・ドラマ等を表彰する「2023年エランドール賞」の授賞式が2日、都内ホテルで行われ、昨年放送されたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』制作チームが特別賞を受賞。プレゼンターとして俳優の山本耕史が登場した。

  • 山本耕史

『鎌倉殿の13人』は、源頼朝の右腕として活躍し、武士の世を盤石にした鎌倉幕府の2代目執権・北条義時の物語。小栗旬が主演を務め、三谷幸喜氏が脚本を手掛けた。

授賞式には、制作統括の清水拓哉氏らが登壇。清水氏は、キャストもスタッフも「最高のメンバーが集まってくれた」と言い、「ドラマは、裏切り合い、殺し合っちゃう群像劇でしたが、チームメンバーは仲良くて、チームワークよく1年半という撮影を乗り切ることができました」と振り返った。

プレゼンターとして三浦義村を演じた山本耕史も登場。「素敵な作品に1年間、撮影期間は1年半くらいありましたから、ずっとこの作品にどっぷり浸かった時間だったので、その作品がこういった賞をいただけるというのは僕自身もうれしくて、花束を渡す立場ですが、僕ももらったような気持ちでいます」と喜んだ。

また、「三浦義村という魅力的な役をやらせていただいて、(台本の)ページをめくると、例えば北条についていて、今度は違うほうについていて、自分でもどういう風に立ち回っていくのかどんどん楽しみになりました」と述べ、「一人ひとりが魅力的な役だったからこそ、こういった素敵な賞をいただけたんだなと改めて今、思いました」としみじみ。「また、こういう素敵な作品に参加できるように、僕自身も日々精進していろんなトライをしていければいいなと思います」と語った。

なお、『ONE PIECE FILM RED』製作委員会と『silent』制作チーム(フジテレビ)も特別賞を受賞した。