女優の岸井ゆきのが、一年を通して優秀な活躍をした俳優や映画・ドラマ等を表彰する「2023年エランドール賞」の新人賞に選出され2日、都内ホテルで行われた授賞式に出席した。

  • 岸井ゆきのと松下洸平

NHK『恋せぬふたり』や日本テレビ『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』、TBS『アトムの童』、主演映画『やがて海へ届く』『ケイコ 目を澄ませて』など数々の作品に出演した岸井。「このたびはこのような素敵な賞をありがとうございます」と感謝した。

そして、「『恋せぬふたり』は、自分はこういう人間だからって縛りつけずに、一つ一つ選択していくことで、変わっていくことも変わらないでいることもできる、そんなラストでした。私は生活の中で柄じゃないしなと思うような選択は苦手なタイプだったので、この作品でそういう考えをとって、すぐに実行するのは難しいですが、そのアイデアだけで豊かになれるなと感じました」と振り返り、「昨年はとても充実した日々を過ごすことができました。これからも日々の学びを忘れずに素敵な作品に出会えるように頑張っていきたいと思います」と決意を新たにした。

お祝いゲストとして『恋せぬふたり』で共演した菊池亜希子が登場。「どこまでが咲子で、どこまでが岸井さんなんだろうなっていうくらい、咲子としてそこに立っていた」と岸井の演技を称え、「ラストの咲子の笑顔で私もすごく勇気をもらったし、視聴者の方々もきっと勇気をもらった人がたくさんいるんじゃないかなと思います」と語った。

なお、新人賞はそのほか、中川大志、芦田愛菜、松下洸平、間宮祥太朗、奈緒が受賞。フォトセッションでは6人が集結した。

岸井と松下は、昨年10月期に放送された『アトムの童』で共演。囲み取材で岸井は、松下と再会してどんな話をしたか聞かれると、「『久しぶり!』っていうのと……何を話したのか忘れました(笑)。でも、『こういう場でお会いすることができてうれしい』みたいな感じでお話させていただきました」と笑顔で答えた。