LINEは1月31日、LINE内の「LINEウォレット」に関するサービス説明会を開催。2月1日から、LINEポイントが毎日貯まる「サリーを探せ!」キャンペーンを実施することを発表した。
16のサービスを展開する「LINEウォレット」
「LINEウォレット」とは、2018年3月に誕生した“LINEのおサイフ”ともいえるサービス。2022年12月時点で月間訪問者数は4,700万人を突破し、16のサービスにアクセスできる。このなかで、LINEウォレットが直接事業として関与しているのは「LINEポイント」「LINEクーポン」「LINEマイカード」「LINE Monary」「LINEレシート」の5つとなる。
説明会に登壇したWallet事業室の室長である山崎達嗣氏は、サービスの詳細説明に移る前に、現在の社会的な調流として「キャッシュレス」と「物価上昇」について伝えた。
経済産業省の発表によると、2021年のキャッシュレス決済比率は32.5%。LINEユーザーによる調査では、半数以上のユーザーが現金以外の決済を利用しており、このキャッシュレス化に伴って、サイフを持たないで出かける“ウォレットレス”文化も浸透している。
物価上昇は、総務省のデータによると、消費者物価指数は41年ぶりに昨年比で4%も上昇。LINEレシートに投稿されたレシートデータを分析したところ、2022年6月と12月ではヨーグルトで5.7%、食パンで6.5%、牛乳では9.8%も上昇しており、レシートデータからも物価上昇が読み取れる。
このような潮流の中、「LINEウォレットとして良いサービスを提供し、ユーザーにお得に便利に使ってもらえるようにしたい」と山崎氏。
便利でお得に使えるさまざまなサービス
LINEウォレットのサービス説明では、核となる「LINE Pay」をはじめ、LINEクーポン、LINEマイカード、LINEレシート、LINEチラシ、LINEポイントクラブ、LINE Monaryを紹介。それぞれのサービスについて説明を行った。
LINE Pay
LINEで簡単に送金や決済ができるサービス。国内のユーザー数は4,200万人を超えており、一部対象のPayPay加盟店でQRコード決済ができ、マイナンバーを使った個人認証のサービスも展開する。
LINE Payでは3つのカードを発行。いずれもタッチ決済での支払いが可能で、決済によりLINEポイントが還元される。なかでも「Visa LINE Payクレジットカード(P+)」は、LINE Payにクレジットカードを登録して支払いに利用する「チャージ&ペイ」でポイント5%還元(上限500ポイント/月)。魅力的なポイント還元率のカードとなっている。
LINEクーポン
加盟企業数が業界トップクラスのクーポンサービス。ユーザー数は月間で1,000万人を超え、LINEの公式アカウント友だち数は4,000万人を超える。コンビニやファストフード店、ファミリーレストラン、コンビニ、ドラッグストア、スーパーなどのクーポンが用意されている。
LINEマイカード
TポイントやPontaポイント、共通ポイントなどが貯められるサービス。各種ポイントカードが一元管理でき、このページから手軽に表示できる。ポイントカードの提示に加えて、「Visa LINE Payクレジットカード」などを決済で使うことによって、ポイントがダブルで貯められる。
LINEレシート
優れたOCR文字認識機能によってレシートを読み取り、簡単に支出管理ができる。スーパーやドラッグストアを中心に商品価格を比較できるショッピングサポートという機能も提供する。レシートの登録枚数は累計で約2.4億枚を超えており、累計の投稿ユーザー数も300万人を超える今、成長しているサービス。
LINEチラシ
掲載店舗数が35,000店舗を超えるデジタルチラシのサービス。ユーザーの指定エリアを起点にしたチラシのパーソナライズ表示ができ、LINEチラシの公式アカウントから、近くのお気に入りの店舗のチラシが届くサービスも行う。
LINEポイントクラブ
手軽にポイ活できるキャンペーンを多く掲載しているポイントメディア。貯まったポイントはLINEスタンプやLINE Payの支払いに利用でき、最近ではPayPayポイントにも交換できるようになった。
LINE Monary
暮らしに役立つお金の知識が見つかるメディア。有名人や専門家の経験談や価値観などを通じて、お金の知識が学べる。難しそうなお金のテーマに対して、クイズやマンガなどで敷居を低くし、お金に向き合うきっかけを提供してくれる。
このほか、ショッピングやグルメ、金融サービスなども提供する。LINEウォレットからアクセスできるサービスは以下の通り。
LINEウォレットを便利に賢く、お得に使う方法
説明会では、これらLINEウォレットのサービスを買い物で使った場合の、具体的な活用法についても紹介した。それが次の図だ。
まず、買い物の前にLINEチラシをチェックする。LINEチラシでは、定期的にLINEポイントがもらえるキャンペーンを実施しており、LINEクーポンでその日に購入する商品などのクーポンを獲得することでお得に買い物ができる。
会計時はLINE PayやVisa LINE Payクレジットカードで決済することで、LINEポイントが貯まる。LINEマイカードでそのお店で使える共通ポイントなどを提示すると、ダブルでポイントが貯められる。
買い物後には、LINEレシートを読み込んで簡単に登録。お店の情報を投稿することで1ポイントが獲得できる。レシートの投稿枚数が3枚になるとルーレットが回せ、最大1,000ポイントがもらえるキャンペーンも実施する。
また、スマホ料金や電気料金など、毎月の固定費をVisa LINE Payクレジットカードで支払うことで年間約3,500ポイントが貯められる、という1人世帯を対象としたシミュレーションも披露した。
「今後は買い物や飲食などのシーンで、対ユーザー、対企業という観点でも接点を強化していきたい」と山崎氏。「資産管理を行いやすいUI・UXについても徹底していきたい」と語った。
LINE FRIENDSのキャラクターを使ったキャンペーンを実施
このような便利でお得なサービスを展開するLINEウォレットの普及のため、2月1日から「サリーを探せ!」キャンペーンを実施する。LINEウォレット上に毎日出現するLINE FRIENDSのキャラクターである「ひよこのサリー」をタップすることで、1日1ポイントがもらえる。
「サリーを探せ!」キャンペーン
- 対象期間:2023年2月1日(水)10:00~2月10日(金)23:59
- ポイント付与条件:LINEウォレット内に隠れているサリーをタップするとLINEポイントを1日1回1ポイント進呈
このキャンペーン期間中、LINEウォレットのお得な情報を配信しているLINE公式アカウント「LINEお得まとめ」を友達追加と3ポイントがもらえるので、忘れずにやっておこう。