俳優の西島秀俊が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『警視庁アウトサイダー』(毎週木曜21:00~)第5話が、きょう2日に公開される。

  • 石野真子=テレビ朝日提供

ミステリー作家・加藤実秋氏の同名小説を映像化する同作は、西島秀俊が「見た目が極道の元マル暴オヤジ刑事・架川英児」、濱田岳が「一見さわやかなのに大きな秘密を抱えたエース刑事・蓮見光輔」、上白石萌歌が「安定した就職先として警察を選んだ新米刑事・水木直央」というクセの強いキャラクターに扮する異色の刑事ドラマ。秘密を抱える3人が自らの思惑のために手を組み、互いを利用しながら難事件に挑む姿を描く。やがて過去の真実が明らかになり、物語は壮大な復讐劇へ――。

第5話では、死後5年ほど経過した暴力団の仁英組構成員・楠本貴喜(横山涼)の白骨死体が見つかり、架川たちは捜査を開始する。楠本は生前、裏稼業から足を洗いたいと考えていたようで、更生して清掃会社を営む元暴力団員の小松崎実(デビット伊東)に相談を持ちかけていたことが判明。ところが、組織を抜けたいはずの楠本が組長をあおって傷害事件を起こすなど、矛盾する行動を取っていた事実が明らかになっていく。ガテン系社長の小松崎、そしてなぜか全員パンチパーマの仁英組、楠本の死に関わっているのはどちらなのか。

そんな中、架川は藤原を殺した犯人が光輔の父・梶間優人(神尾佑)の冤罪にもからんでいることを直感。10年前、ニセの証言をした男が“何か”を握っていることにも気づく。さらに今回光輔が「兄ちゃん」と呼ぶ組織内部の協力者もベールを脱ぐことに。一方2人の秘密に気づいてしまった直央はどう動くのか。

そんな第5話では、前回捜査資料の中の写真という形で意味深な登場を果たしていた石野真子、鈴木一真が本格参戦。石野は10年前の事件が起きた長野・春蘭市のクラブでママを務めていた女性・小浜三代子役で、鈴木は春蘭市を根城にする“信濃一家”の組長・当麻秀和役で出演する。

また、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(18年~19年/テレビ朝日)のパトレン2号・陽川咲也役でブレークした横山はパンチパーマに変身。殺された暴力団構成員・楠本貴喜役を熱演する。

第5話放送終了後には、長濱ねる演じる警務課員・米光麻紀が“ランチ捜査”に奮闘するスピンオフドラマ『警視庁インサイダー~警務課・米光麻紀のランチ捜査~』第4話「恋の捜査線に進展あり!?」がTELASA(テラサ)で配信スタート。なかなか進まない「ちぇりポくん人形」の捜索。思い悩む米光に麦野(加藤英美里)が差し入れ弁当を持参する。米光の本当の悩みがマスコットガールの座ではなく、架川への恋心だと気が付いていた麦野は、告白を勧めるが、怖気づく米光のために麦野が用意した告白大作戦とは。そんな中、ちぇりポ(cv.福山潤)にとある異変が起こる。