inMusic Japanは、「Amazon Music Unlimited」をはじめとした各種音楽ストリーミングサービスと連携できる米NUMARKのDJシステム「MIXSTREAM PRO +」を発表した。2023年2月1日時点で発売日は未定。市場想定価格は79,800円。
「MIXSTREAM PRO +」は、「Amazon Music Unlimited」をはじめとした各種音楽ストリーミングサービスと連携できるDJシステム。内蔵のWi-Fiと楽曲分析機能により、事前に楽曲を所有したり準備したりすることなく、何時間もDJプレイを続けられる。楽曲データは読み込み時に内蔵メモリーにバッファリングされるため安定した再生が可能になっており、ライブやストリーミングでのパフォーマンス中に音が途切れることがない。本体には2つのUSB入力と1つのSDカードスロットを装備し、選曲やライブラリーの構成の際、外部からデータを取り込める。デスクトップDJソフトウェア「Engine」を使ってSerato、rekordbox、iTunesからプレイリストを作成後、USBメモリやSDカードにエクスポートし、Mixstream Pro +に挿入すれば、パソコンなしでのDJパフォーマンスが可能となる。
内蔵のモニタースピーカーは専用のボリュームコントロールを備え、カスタムチューニングされたドライバーにより、日常的なリスニング以外にも、屋外のイベントや、家族や友人とのパーティにも適したサウンドを創出する。プロフェッショナルDJでも、練習やライブ配信、ビデオコンテンツの制作、大型のサウンドシステムに接続した際のモニタリング用として利用できる。
Phillips HueおよびNanoleaf製品にワイヤレスで接続しての照明演出に対応。内蔵の「Engine Lightingコントロール」を使用すれば、Philips Hueの照明ハブやNanoleafシステムに接続するのもわずか数回のタップで完了する。接続すると、スマート照明が自動的に曲に合わせて色や明るさが瞬時に変化し、表示されるライティング・アプリケーションを使えば、色の選択やストロボの制御などの操作が行える。ライトはクロスフェーダー、ボリュームコントロール、スクラッチの動きにも反応するので、サウンドと一体化した演出が可能となる。さらに、「SoundSwitch」デスクトップソフトウェアで音楽ライブラリを事前に解析し、USBメモリやSDカード、Dropboxクラウドにライブラリをエクスポートすることで、本体のタッチスクリーンからDMX照明のフルコントロールを実行できる。この機能により、ラップトップPCやDMXコントローラーを持参することなく、イベントなどでプロレベルの照明演出を実現する。
「Engine DJ OS」を使用したスタンドアローンモードでのDJプレイに加え、コンピューターモードでは「Serato DJ」や「Virtual DJ」のDJソフトウェアコントローラーとしての使用が可能(Serato DJ Liteは無償対応、Serato DJ ProおよびVirtual DJは有償ライセンスが必要)。コンピューターモードでは、本体のタッチスクリーンでライブラリのナビゲーションや選曲、FXコントロールなどを手元で操作することができる。
マルチジェスチャーに対応した7インチのタッチスクリーンを搭載。4つの内蔵エフェクト(Echo/Flanger/Delay/Phaser)は、トグルスイッチでトリガーすると、ビートに合わせたタイミングで動作し、大型のフィルター・ノブと3バンドEQは、低音から中音、高音までコントロールでき、効果的なミックスやブレンド、トランジションを作り出せる。6インチの大型タッチセンシティブ・プラッターでは、「Smart Scratch」機能により、簡単にスクラッチプレイに移れ、スクラッチ後も音楽は常にビートを刻み続ける。8個の2層式パフォーマンス・パッドは、4つのパッド・モード(Cue/Saved Loop/Auto Loop/Roll)でライブミキシングが行える。
オーディオの出力はXLR/バランスとRCA/アンバランスに、6.35mmと3.5mmのヘッドホンアウトを装備。オーディオ入力は標準フォーン1系統のマイク入力端子を備える。サイズはW566×H74×D284mmで、質量は3.68kg。