AlbaLinkは1月31日、「相続の不安に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2022年12月26日~2023年1月4日、家族・親族の相続について考えたことがある10~60代の男女500名(女性308名/男性192名)を対象にインターネットで行われた。

  • 相続について家族・親族と話したことがあるか

    相続について家族・親族と話したことがあるか

実際に「相続について家族・親族と話したことがあるか」を聞いたところ、67.2%が「ある」と回答。

話し合いをした理由を聞くと、「親が高齢になったから」「親から話が出た」「実際に身近で相続があったから」といった理由のほか、兄弟がいない人は特に、「すべて自分で手続きしないといけない」というプレッシャーがあるよう。一方、話さない人の意見としては、「話題を切り出しにくい」「両親が健在なので実感がない」といった声があがった。

  • 相続に関する不安

    相続に関する不安

続いて、相続に関して具体的に何が不安なのかを聞いたところ、ダントツで「家族・親族と揉めないか」(170人)が1位に。「あとになって『言った』『言わない』の話にならないか」「姉が強欲なため、面倒なことになりそう」「兄弟と意見のすれ違いがないか」といった不安の声が多くあがった。

続く2位は「税金・費用の額」(87人)。「相続税で大部分を持っていかれないか」「相続税がどれぐらいかかるのか」「相続税を払えずに放棄することにならないか」といった不安の声が。ちなみに、「相続税には基礎控除があるので、相続財産が『3,000万円+(600万円×法定相続人の数)』以下の場合には、相続税の申告や納付は必要ありません。(2023年1月時点)」と同社は補足している。

続いて、3位には「手続きの難しさ」がランクイン。「具体的な相続手続きの手順がわからない」「亡くなった人の銀行口座からスムーズにお金を引き出せるか不安」などの声が寄せられた。

以下、4位「遺産の分割割合・方法」、5位「遺産の全容がわからない」、6位「相続した不動産の扱い」と続き、上位には、「人間関係」「費用」「手続き」に関する項目が並んだ。

最後に、「相続の問題が生じた場合、誰に相談しますか」と聞いたところ、「弁護士」(45.0%)が最も多く半数を占める結果に。次いで「税理士」(28.4%)、「自治体」(15.6%)、「司法書士」(8.2%)と続いた。