オプテージは1月31日、同社の携帯電話サービス「mineo」の料金プラン「マイピタ」において、デジタル広告によって消費される通信量のカウントをフリーにする「広告フリー」機能を3月1日より提供すると発表した。
スマホでWebサイトを閲覧する際に広告を表示されることが増え、広告も動画などを使用したリッチなクリエイティブが多くなっており、オプテージの調査ではスマホの通信量の約4割が広告のために使われているという。こういった状況において、通信プランの通信量をユーザーが本来使いたかったコンテンツの通信に使ってもらえるプランを提供したいとして、このサービスの提供に至った。
この機能は、オプテージが管理する広告配信IPのリストに登録されているIPアドレスからのパケット通信を広告と判定し、そのぶんを月間データ通信量のカウントから除外するというベストエフォートのサービス。対象は「マイピタ」の1GB/5GB/10GB/20GB各プラン。サービスは無料だが、利用の際に通信先のIPアドレスの識別が必要となるため、申し込みと接続先IPアドレスの確認に関する同意が必要となる。
本サービスを利用しても、広告をブロックすることなく通信量のカウントのみをフリーにするため、広告の表示状況などは変わらない。IPアドレスのリストは広告ブロッカーなどを提供する扉システムズ株式会社が提供する。配信サーバーがIPアドレスリストに含まれていない場合は広告カウントフリーの対象外となり、YouTubeやSNSで配信される広告など技術仕様上カウントフリーにできない広告もあるという。
広告フリー化による節約の度合いは、アプリやマイページで確認できるようになる予定。ただし状況の更新は翌日程度ととなり、リアルタイムで現在表示されている広告がフリー化の対象になっているかを確認することは難しいという。
各月24日までの申し込みにより、翌月1日よりサービスが適用される。各月25日~月末日までは追加変更ができない。