「黄色くて丸い筆洗いバケツ」を製造販売する文具メーカー・ツボヨネ製作所が、今年3月末で廃業すると発表した。創業から70年以上の長い歴史に幕を下ろす。ネットでは「ほんとにお世話になりました。今までありがとうございます」「また一つ歴史が閉じるのか。」などと注目が集まっている。
弊社ツボヨネは創業以来皆様より格別のご厚情を賜り今日まで存続してまいりましたが諸般の事情により、来る2023年3月末をもちまして廃業いたすことになりました。
— ツボヨネ製作所 (@TSUBOYONE) January 27, 2023
ホームページ及びSNSも1月末をもちまして終了させて頂きます。
皆様の長年に渡る並々ならぬご愛顧に心から感謝申し上げます。 pic.twitter.com/08Gy47IBwg
ツボヨネ製作所は、1949年に創業して以来、黄色くて丸い筆洗いバケツや、水彩パレット、ミッキーナイフなどを手がけいている。子供時代に、美術の授業などで「黄色くて丸い筆洗いバケツ」を使ったことのある人は多いのではないだろうか。
同社は公式Twitterを1月27日に更新。「創業以来皆様より格別のご厚情を賜り今日まで存続してまいりましたが諸般の事情により、来る2023年3月末をもちまして廃業いたすことになりました」と廃業の旨を報告した。ホームページ及びSNSも1月末をもって終了するとしている。最後に「皆様の長年に渡る並々ならぬご愛顧に心から感謝申し上げます」と感謝の言葉を述べた。
ちなみに、同社はこの発表に対し多くのメッセージや問い合わせがあったことを受け、在庫品限りでパレットや、クリエイティブボックスなどの販売を1月30日より開始している。
ネット上では「ここ何十年、日本に生まれてお世話にならなかった小学生はいないと思います。長い間ありがとうございました」「美術部のときほんとにお世話になりました。今までありがとうございます」「大変お世話になりました!数えきれないくらい、楽しい思い出があります」と感謝の声が多く寄せられたほか、「また一つ歴史が閉じるのか」「懐かしいけど、また一つ寂しさを感じます」など惜しむ声が寄せられた。