• 化粧水の役割・効果とは?

    化粧水の塗り方について解説します

化粧水は、洗顔後の肌へうるおいを与えるアイテムです。化粧水を塗るには、手のひらまたはコットンを使います。塗るときは肌に負担をかけずに優しくなじませるのがコツ。肌の水分量はバリア機能にも影響するため、毎日のケアが大切です。

本記事では化粧水の塗り方についてまとめました。乾燥肌や脂性肌など肌質別の化粧水の選び方についても解説しています。化粧水を選ぶときの参考にしてください。

化粧水の役割・効果とは?

  • 化粧水の役割・効果とは?

    化粧水の役割・効果とは?

化粧水の塗り方を解説する前に、化粧水はどのような役割を持つのか解説します。

化粧水の役割を理解することで、自分の肌に合った化粧水の選び方や塗り方がわかるようになります。

皮膚の水分量を整える

化粧水は肌に水分を与える役割があります。肌の水分量が減少すると、紫外線や汚れなどから肌を守るバリア機能が低下し、外部の刺激を受けることで肌トラブルが起こりやすくなります。

湿度が低下しやすい季節は特に、化粧水でしっかりと肌に水分を与えることが大切です。

肌のキメを整える

化粧水には肌のキメを整える役割もあります。化粧水をつけることで角質層までしっかりうるおうと、肌はキメが整ってなめらかになります。

美容液がなじみやすくなる

美容液は必ず使用しなければならないアイテムではありませんが、肌悩みに対して集中的なアプローチが可能です。

大人ニキビや乾燥による小じわなど、特定の肌悩みに特化した成分が配合されています。化粧水で肌の水分量を整えることで、美容成分が肌にはたらきかけるのを促進してくれます。

化粧水の塗るときのポイント

  • 化粧水の塗り方の基本

    化粧水を塗る前に洗顔をして、肌の汚れをしっかりと洗い流すことが大切です

化粧水の塗り方をくわしく解説する前に、知ってほしいポイントについて解説します。

化粧水はメーカー推奨量または500円玉大を使う

化粧水によって1回あたりの使用量は変わりますので、使っている化粧水のメーカー推奨量を確認しましょう。

推奨量の記載がない場合は、500円玉大の量を手にとりましょう。コットンでつけるときは500円玉硬貨よりも、やや多めの量を含ませてください。

化粧水を肌につけるときは手でもコットンでもOK

化粧水をつけるときは、コットンと手のどちらが良いのか気になる方も多いですよね。結論からいうと、どちらでもOK。肌質や肌の状態によって、使い分けるのがおすすめです。

コットンで優しくふき取るように化粧水を塗れば、洗顔時に落とせなかった汚れや角質をオフすることができます。また、コットン数枚に化粧水をたっぷり染み込ませて、パックのように肌にのせれば、集中的に保湿をすることもできるので、乾燥が気になるときにおすすめです。

一方、化粧水を手で塗れば、肌への刺激を抑えつつ、うるおいを与えることができます。指の腹を使ってこまかい部分までしっかりとなじませられるメリットもあります。

目的に応じて手とコットンを使い分けることで、化粧水をよりしっかりと肌になじませることが可能です。

化粧水の塗り方

  • 化粧水の塗り方

    それでは化粧水の塗り方について解説します

化粧水の塗り方を4つのステップに分けて解説します。

1|メーカー推奨量を手にとる

化粧水を手のひらにとって、両手に塗り広げましょう。コットンを使うときは、手のひらにのせたコットンに化粧水を含ませて、横向きの状態で人差し指と小指ではさみます。肌にフィットさせるように指を軽く曲げて持つと良いでしょう。

2|顔の中心から外側に向かってなじませる

手のひらに塗り広げた化粧水を顔の中心から外側に向かってなじませていきます。肌の表面をこすらないようになじませるのがコツです。これを2~3回くりかえします。

コットンの場合も同じです。肌の中央から外側へ向かってすべらせるようになじませていきましょう。

3|目元や口元などは重ねづけをする

目元は目頭から目じりに向かって、口元は口の周りをかこむようになじませます。あご先から耳の下までのフェイスラインはなでるようになじませてください。

小鼻のきわは指の腹を使いましょう。強く叩き込まず、軽くパッティングすることを心がけてください。肌が手に吸いつくような感触があれば十分です。

4|首全体になじませる

化粧水は首にも塗ります。首全体に満遍なく化粧水をなじませていきましょう。最後に手のひらで顔を包み込んで終了です。

化粧水のNGな塗り方

  • 化粧水のNGな塗り方

    化粧水を塗るときに気をつけてほしい塗り方について解説します

化粧水を塗るときに避けてほしい塗り方について解説します。

手でバシバシ叩く

化粧水を塗るときに、パンパンと音が出るほど肌を強く叩いてはいけません。叩き込むと化粧水が浸透しやすいということはなく、かえって刺激を与えるので肌にとって負担になってしまいます。

肌に刺激を与えないよう、優しく塗ることが重要です。

化粧水の量をケチる

化粧水の量をケチると、効果を最大限まで発揮できません。メーカー推奨量を塗るようにしましょう。

特に、コットンを使って化粧水を塗るときは、たっぷりと染み込ませるのがポイントです。コットンにしっかりと化粧水を染み込ませていないと、肌への摩擦が大きくなり負担がかかります。コットンの裏側まで染み込ませたものを使いましょう。

肌質に合わせた化粧水の選び方

  • 肌質に合わせた化粧水の選び方

    自分の肌質をチェックしてみましょう

ここでは、肌質ごとに化粧水の選び方を紹介します。

乾燥肌

乾燥によるかさつきが気になるときは、ヒアルロン酸やセラミドなど保湿成分が多く配合された化粧水を選びましょう。保湿成分が肌の角質層へ浸透し、みずみずしい肌に導いてくれます。

特におすすめな保湿成分はヒト型セラミドです。セラミドはもともと肌にある保湿成分で、年齢を重ねるごとに減少するため、化粧水などで補う必要があります。ヒト型セラミドは、保湿力が高く、肌への刺激も少ない成分です。

脂性肌

皮脂量が多い脂性肌の方や肌のべたつきが気になるときは、皮脂分泌をコントールする収れん化粧水を使用するのがおすすめです。

肌を保湿しつつ、皮脂の過剰分泌を抑えてくれるので、サラサラとした仕上がりになります。

混合肌

おでこや鼻は皮脂量が多くべたつくのに、頬は乾燥が気になる混合肌の方は、部位ごとにアイテムを使い分けるのがおすすめです。べたつく部分にはさっぱりとした化粧水、乾燥しやすい部分には保湿力の高い化粧水でうるおいを与えましょう。

敏感肌

敏感肌は紫外線をはじめ、ほこりなど外部の刺激に肌が敏感になっている状態です。少しの刺激でも肌トラブルを引き起こしてしまうため、できる限り刺激の少ない化粧水を選びましょう。ノンアルコールの化粧水など、肌にとって刺激になる成分が配合されていないものを選んでください。

男性の肌も化粧水でケアを

  • 男性の肌も化粧水でケアを

    男性もスキンケアは大切です

化粧水は女性だけが使うものではありません。男性の肌は皮脂量が多いため、乾燥とは無縁と思われがちですが、実は男性のほうが肌の水分量が不足しています。

さらに、男性は髭剃りをするため、肌へ刺激を与えることが多いです。髭剃りをすることで肌はかさつきやすくなります。

よって、男性も化粧水で肌にうるおいを与える必要があるのです。

化粧水の塗り方をマスターして美しい肌に

化粧水の塗り方には手とコットンの2つの方法があります。肌質や肌の状態にあわせて使い分けることで、より美しい肌を目指すことができますよ。

自分の肌質や肌悩みに合った化粧水を選んで、正しい塗り方でケアを行ってください。