俳優の木村拓哉が主演を務める映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)の週末興行収入ランキングで1位を獲得したことが30日、明らかになった。
同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。
公開日である27日からの3日間で37万人を動員し、累計興行収入4.9億円を記録。この数字は、本作の配給会社である東映の実写映画『翔んで埼玉』(19年2月22日公開/最終興収37.6億円)との公開3日間の興行収入対比で150%を記録する好スタートだという。 さらに、東映歴代実写映画興行収入1位である『男たちの大和/YAMATO』(05年12月17日公開/最終興収51.1億円)とのオープニング3日間対比で117%となっている。
また映画館別の興行について、11月21日~23日に全国キャンペーンとして訪れた愛知・大阪・京都・福岡・岐阜の劇場が軒並み上位にランクインしているほか、昨年11月に“ぎふ信長まつり”で社会現象を巻き起こした岐阜の劇場がトップ10入りを果たしていることが特徴的で、東京のみならず全国的な話題作となっている。
SNS上では「日本映画の底力を見せつけてくる映画」「これぞthe映画」「これからの日本の映画はすべて時代劇でいいんじゃないかと思えるくらい素晴らしかった」といった、時代劇・新たな日本映画として称賛する声や、「私が観たかった織田信長と帰蝶だった」「本能寺の変は歴代最高なのでは?」など物語や結末に対する絶賛の声が多く寄せられ、好評を博している。 「絶対また何回も見に来る」「言葉にならない思いが渦巻いて、その答え合わせをするためにまた見たくなる」といったリピートを宣言する声も多くみられ、客層も若い夫婦からシニア層まで幅広く、平日の動員・予約も好調であることから、配給の東映としては、歴代実写映画ランキングベスト3に食い込む最終興収40億円超えを見込んでいるという。
オープニング3日間興行成績
公開劇場数:全国382スクリーン(2D通常=374、Dolby Cinema=8scr)
1月27日(金) 観客動員:99,199名 興行収入:130,142,230円
1月28日(土) 観客動員:134,650名 興行収入:180,886,650円
1月29日(日) 観客動員:137,223名 興行収入:185,836,670円