マイナビは1月26日、「マイナビ 大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)」の結果を発表した。調査は1月6日〜11日、18歳〜20歳の大学1〜2年生1,051人を対象に行われたもの。
まず、卒業後に就きたい仕事・キャリアの方向性が「決まっている(具体的に+どちらかといえば)」人は43.0%で前年に比べ微増した一方で、「全く決まっていない」学生も25.3%で2年連続で増加した。
方向性が決まっている学生(486人)のうち、73.9%は大学入学前に将来のキャリアを意識し始めている。特に高校生時が40.4%と最多で、次いで大学生が多く26.1%となっている。
自分の将来に対して最も不安に感じることを聞くと、29.8%の学生が「お金」と回答。前回調査で1位だった「就職活動」を上回り、2年ぶりに最多となっている。
将来の不安に対して、現時点で取り組んでいることを自由回答で尋ねると、「お金」を選択した学生では「節約や貯蓄をしている」のほか「(投資など)お金に対する勉強」を行っているというコメントも見られた。
資産の増やし方について実施状況や興味関心を聞くと、17.1%が「投資を実施している」と回答した。また、現在投資を実施していない学生(503人)のうち、58.9%は興味関心がある事が分かった。
社会人になった後、「仕事」「家族」「友情」「恋愛」「自分の趣味」のうち、それぞれどの程度の比重をおきたいか尋ねてみた。すると、平均して「仕事」が25.8%で最も高く、次いで「家族」が25.7%、「自分の趣味」が19.1%で続いた。
最も大切にしたいものについては、「家族」が42.5%で最多となった。次いで「自分の趣味」が24.7%となり、「仕事」や「友情」「恋愛」より多い結果に。
コメントでは、「家族や友情に負けないくらい(比重をおいて)やりたいことを仕事にするつもり」「趣味代のために働くことにやりがいを感じる」などの意見が寄せられた。