JR西日本が2023年3月18日にダイヤ改正を実施。同日に大阪駅(うめきたエリア)が開業し、特急「はるか」「くろしお」が新規停車する。これにともない、隣の新大阪駅で両列車の時刻が変更に。下りは現行の時刻より2分繰上げ、上りは約1分繰下げとなる。
特急「はるか」はおもに京都~関西空港間で上下各30本を運転。下りは「はるか15号」(京都駅9時30分発)から「はるか59号」(京都駅20時30分発)まで30分間隔で運転され、京都駅を毎時0・30分に発車するなど時刻もパターン化している。現在、同時間帯における新大阪駅の発車時刻は毎時0・30分だが、ダイヤ改正で2分繰り上げ、毎時28・58分の発車に変更。大阪駅(うめきたエリア)の発車時刻もパターン化され、10時台から21時すぎまで毎時3・33分に下り「はるか」が発車する。
上りも「はるか8号」(平日は関西空港駅8時41分発、土休日は関西空港駅8時43分発)から「はるか56号」(関西空港駅20時46分発)まで、おおむね30分間隔で時刻をパターン化。開業後の大阪駅(うめきたエリア)では、9時30分すぎから21時台まで毎時1・31分に上り「はるか」が発車する。現在、同時間帯における新大阪駅の発車時刻は毎時5・35分だが、ダイヤ改正で1分繰り下げられ、毎時6・36分の発車(一部時間帯を除く)となる。
特急「くろしお」は京都駅発着の上下各1本を除き、すべて新大阪駅発着で運転。下り(京都駅・新大阪駅から和歌山・白浜・新宮方面)は現在、「くろしお7号」(新大阪駅10時15分発)から「くろしお31号」(新大阪駅21時15分発)まで新大阪駅を毎時15分に発車し、他に同駅18時45分発の「くろしお25号」も設定している。ダイヤ改正後、各列車とも新大阪駅の発車時刻を2分繰り上げ、毎時13分(「くろしお25号」は18時43分)の発車に。同時間帯における大阪駅(うめきたエリア)の発車時刻は毎時18分(「くろしお25号」は18時48分)となる。
上り(新大阪行または京都行)は現在、「くろしお10号」(新大阪駅9時51分着)から「くろしお34号」(新大阪駅20時50分着)までおおむね1時間おきに運転されている。開業後の大阪駅(うめきたエリア)では、9~20時台の毎時46分に上り「くろしお」が発車。現在、同時間帯における新大阪駅の到着時刻は毎時50分頃だったが、ダイヤ改正後は1分繰り下げられ、毎時51分頃に到着する。
なお、特急「くろしお」はダイヤ改正後も使用車両に変更はなく、引き続き283系(「オーシャンアロー」車両)・287系・289系による運転を予定している。