プラネットは1月25日、常備薬に関する意識調査の結果を発表した。調査は2022年12月13日〜16日の期間、4,000人を対象に行われたもの。
まず、家庭に常備薬を置いているか聞いたところ、22.7%が「常備している薬はない」と回答し、7割以上の人が、なんらかの薬を常備している事が分かった。
どのような種類の薬を常備しているかについては「解熱・鎮痛・鎮静剤」(43.0%)が最多となり、「風邪薬」が41.7%、「目薬」が37.1%、「胃腸薬」が31.5%、「キズ薬・消毒薬」が28.9%で続いた。
「解熱・鎮痛・鎮静剤」に関しては、女性は52.3%であるのに対して男性では33.7%にとどまっている。「常備している薬はない」との回答も女性は19.1%なのに対して男性は26.3%となり、男女で差が見られた。そのほか、男女差が大きかったのは「乗り物酔い止め」で男性は2.4%であるのに対して女性は6.6%であった。
常備している薬のうち、絶対に切らしたくないものを尋ねると、「解熱・鎮痛・鎮静剤」(40.7%)、「風邪薬」(30.5%)、「目薬」(26.7%)、「胃腸薬」(22.8%)の順に多い結果となった。
一方で、「解熱・鎮痛・鎮静剤」と「風邪薬」は、常備している割合ではほとんど差がなかったものの、切らしたくない割合では、10%以上の差が見られた。また、「解熱・鎮痛・鎮静剤」に関しては男女で20%以上差が開いている。
風邪を予防するためにどのような対策をしているかを聞くと、「市販の薬を買って飲む」は15.9%、「常備薬を飲む」は12.0%にとどまっている。多かったのは、「うがい・手洗いをする」(58.3%)や「睡眠・休養を十分とる」(57.9%)、「マスクを着用する」(48.6%)。
常備薬を置いている人と置いていない人とでそれぞれ理由を尋ねたところ、常備薬を置いている理由は「いつ必要になるかわからないから」(50.8%)、置いていない理由は「特に理由はない」(35.3%)がそれぞれトップとなった。
常備薬を置いている人に、期限切れを定期的にチェックしているか尋ねてみた。すると、チェックしている人は42.9%、チェックしていない人は57.1%となった。チェックしている人の割合を性年代別に見ると、男性よりも女性の方が割合が少し高くなっている。
期限切れの常備薬でも使用するかについては、「使用する」との回答率が貼り薬では71.3%、塗り薬では67.5%、飲み薬では48.6%、目薬では38.9%となった。年代別に見ると、飲み薬と目薬は若い年代の方が期限切れでも使用する割合が高い傾向があり、貼り薬と塗り薬は年代が上の方が期限切れでも使用する傾向が見られた。