テレビの情報番組なんかが円安で大騒ぎしていた気がするが、いつの間にか何も言わなくなったなぁと思っていたら、世間の話題はもう円高に移っていたりする。米ドルでいえば、秋頃は1ドル=150円オーバーの超円安だったのが、年明けからは一時1ドル=130円以下まで急落する円高が進んでいる。それでも電気代やら生活費はまるで安くならないが、パソコン市場には早くも円高還元による値下げの雰囲気がでてきたようだ。今週末に始まる新セールをチェックするため東京・秋葉原のマウスコンピューター店舗に伺ったのだが、ついでに円高にからんだ耳より情報もゲットしてきたぞ。
まずは恒例の新セールから。1月27日(金)から2月23日(木)までの期間限定セールがスタートした。こちらのリンク先ではWeb版チラシも公開されている。年始セールが終わったばかりで買い物疲れの方も多い時期かもしれないが、今回のセールでも定番の「mouse」ブランドのパソコンから、ゲーミングの「G-Tune」、クリエイター向けの「DAIV」まで幅広く特価品を揃えている。新生活に向けてパソコン環境の新調や入れ替えを検討するにはいい時期だろう。
クリエイター向けのDAIVでいえば、プロのクリエイターのニーズにも応える上級デスクトップモデルが設計を刷新し、先週から発売となったばかりの「DAIV DDシリーズ」が、さっそく店頭に登場している。従来から評価の高かった機能をブラッシュアップしつつ、冷却能力や拡張性を大幅に強化。Core i9-13900KFやGeForce RTX 4090など、新世代チップの性能を存分に発揮できる上級モデルに仕上がっている。店頭では展示デモ機を用意しているので、実際に触って確かめてみよう。
そして最後に、冒頭で触れた「円高還元」の件。PC関連の部材のうち海外から仕入れる分は、円高になれば仕入れ値が円換算で安くなる。特にCPUやGPUなどは高単価なうえ国産品もなく、しかも在庫が高回転なので、顕著に影響しそうだ。今の為替状況だと期待できるところだが、「まだ社内で会議中なので、はっきりとは言えませんが、2月になったらとりあえずマウスコンピューターのWebサイトを見てください」(秋葉原ダイレクトショップの谷萩店長)とのこと。2月1日の当日かそれ以降のタイミングで、Webサイトや店頭告知、SNSなどの情報発信で何かしら動きがありそう。限定セールの対象モデルがさらに値下げ……なんてこともあるかもしれないので、備えておこう。