JR西日本は、2023年3月18日のダイヤ改正で、山陽新幹線のダイヤを刷新すると発表。これにともない、「ハローキティ新幹線」の時刻も変更する予定となった。上りは現行の「こだま838号」から「こだま842号」に変更し、運転時刻を繰り下げる。
「ハローキティ新幹線」は500系の外装・内装をリニューアルした編成を使用し、山陽新幹線の博多駅から新大阪駅まで1日1往復運転。現在、定期列車の上り「こだま838号」(博多駅6時32分発・新大阪駅11時12分着)、下り「こだま849号」(新大阪駅11時32分発・博多駅16時11分着)を「ハローキティ新幹線」として運転(一部の日を除く)している。
3月18日のダイヤ改正で、朝の時間帯(6~7時台)に運転される山陽新幹線の上り「ひかり」「こだま」が見直しに。6時台の博多駅では、現行の「ひかり592号」「こだま838号」(ともに新大阪行)に代わり、ダイヤ改正後に博多駅6時7分発の「こだま838号」(岡山行)、同駅6時21分発の「こだま840号」が設定される。博多駅を7時すぎに発車する現行の「こだま840号」(岡山行)は、ダイヤ改正で「こだま842号」となり、博多駅7時4分発・新大阪駅11時25分着に変更して運転区間を延長。この列車を「ハローキティ新幹線」として運転するという。
上りの「ハローキティ新幹線」を現行の「こだま838号」から「こだま842号」へ変更することにより、博多駅の発車時刻が32分繰り下げられるほか、博多駅から新大阪駅までの所要時間が現行の4時間40分から4時間21分に短縮される。下りの「ハローキティ新幹線」はダイヤ改正後も「こだま849号」で運転されるが、時刻が新大阪駅11時37分発・博多駅15時51分着に変更され、所要時間が現行の4時間39分から4時間14分に短縮される。なお、新大阪駅では上り「こだま842号」の到着後、12分で下り「こだま849号」となって折り返すことになる。
「ハローキティ新幹線」の特設サイトにて、6月30日までの運転日も公開中。春の期間(2023年3~6月)は3月13・14日と4月10・11日を除き、5月7日まで「ハローキティ新幹線」を運転する予定。その後、「ハローキティ新幹線」は1カ月にわたって運休(定期列車の「こだま842・849号」は500系を使用して運転)し、6月8~30日に毎日運転を予定している。