クロス・マーケティングは1月24日、「人間関係に関する調査(2023年)」の結果を発表した。調査は2021年12月22日・ 2023年1月1日、20歳〜69歳の男女1,000人を対象に行われたもの。
まず、人間関係の重視度について尋ねたところ、「とても重視している」は23%、「やや重視している」は45%となり、合わせて68%が人間関係を重視している事が分かった。男女・年代別で7割を超える層は、女性のほか、20代、50代〜60代であった。最も低いのは、40代で63%となっている。
今後、より大切にしたい人間関係の間柄については、「親」(38%)、「友人・知人」(31%)、「兄弟・姉妹」(28%)、「恋人・パートナー(配偶者)」(27%)、「子供」(25%)の順で上位に。
「親」をより大切にしたいと思う人は、年齢が若い方ほど高まる傾向が見られた。逆に、年代が高い方ほど「子供」の割合が高くなっている。50代〜60代での「恋人・パートナー(配偶者)」は、男性よりも女性の方が10%以上低い結果に。
人間関係をリセットした、あるいはしたいという人は37%。女性と30代、50代は4割超となっている。対象の間柄は、男性30代では「親」、女性30代では「友人・知人」、女性60代では「兄弟・姉妹」が多くなっている。
リセットした・したいと思った具体的な理由については、家族・親族関係では「面倒/面倒くさい」「疲れた」、友人・知人では「面倒/煩わしい/性格が合わない/嫌い」「必要のない人からの連絡がストレスに感じる」、職場は「雰囲気が悪い」「妬まれると面倒」といった声が聞かれた。
人間関係のリセット方法に関しては、「はがきでの連絡をやめる」(19%)、「LINEの返事をしない・見ない」(18%)、「SNSを見ない」「一時的に音信不通になる」(各15%)など。20代ではLINEやSNS関連、60代でははがきや音信不通でのリセット方法が高い傾向が見られた。
最後に、自身にとっての人間関係を自由回答で聞いてみると、「大切・大事なもの」「信頼/信頼関係」「必要なもの」「助け合い/ギブアンドテイクの関係」「適度な距離感を保つ」などの意見が挙げられた。