『今野敏サスペンス機捜235×強行犯係 樋口顕』(1月27日スタート 毎週金曜20:00~)のオンライン記者会見が24日に行われ、中村梅雀、平岡祐太、内藤剛志が取材に応じた。
同作は警察小説の旗手・今野敏の『機捜235』を実写化した2時間ドラマシリーズで、これまでに第3弾まで放送されている。警視庁第二機動捜査隊の若手隊員・高丸卓也(平岡祐太)は、定年間際の男・縞長省一(中村梅雀)ことになりがっかりするが、思いがけない実力を秘めた縞長と共に、2人で事件を追っていくことになる。
『警視庁強行犯係 樋口顕』シリーズは、2003年のテレビドラマ化以降、シリーズ第12弾まで放送され、2021年に初の連ドラ化、今夏には同金曜8時のドラマ枠でSeason2も放送された。初回放送ではTwitterで東京地区のトレンド1位を獲得するなど、大好評を得てきたシリーズで、今回は主演の内藤剛志を始め、樋口班の佐野岳、片山萌美、小松利昌といったおなじみの顔ぶれが集結し、機捜メンバーとの共演を果たす。
梅雀は連ドラ化について「本当にびっくり。面白いんですけど、こんな冴えないおっさんが主役で地味なドラマなんで、本当の面白みを知った人しかわかんないみたいな」と苦笑。「それがいきなり連ドラと思ったら、『強行犯係 樋口顕』とコラボで、なるほどね、と。原作者が同じなんでそれは充分ありえる」と感心したという。
一方、内藤は「僕が入っていいのか」と思ったそうで、「プロデューサーにも『梅雀さん、怒ってない?』と言って、『怒ってない』と言うから。でもなんかやっぱり悪いかなと思って、ご本人に会って『俺、やっていいの?』と」と聞いたそうで、梅雀も「東京のほかのスタジオでも、京都のスタジオでも会うたび、『本当にいいの!?』と言ってくる」と明かす。内藤は「会えてない兄弟に会えたような気がして、僕はすごく嬉しいけど、本当に怒ってないですか?」と再度問いかけていた。
2人は同い年だそうで、梅雀は「昭和30年生まれというだけで、共通する経験がたくさんあるもんだから、そういうことを思い出しつつ、周りの若手にいろんな話を振ったり、若手の相談乗ったり」と撮影中の様子を説明。内藤も「同い年って大きいですよね。梅雀さんとは音楽の話があるから、一発で届き合う」と同意する。さらに内藤は「声がはっきりされてるじゃないですか。どっかで会うと、大きい声で声かけてくれる。我々東京駅でお会いしたとき、『内藤さん!』と言って、隠れられない。おじさんが大きい声で俺の名前呼んでんなって」とエピソードも。梅雀も「うちの奥さんから、『大きい、声が!』ってすぐ怒られてる」と照れていた。