資生堂「BAUM(バウム)」は、2月2日に「アロマティック スリーピングマスク」の販売を開始する。寝る直前に塗ることで睡眠中の肌を整え、透明感にあふれる明るくふっくらとした美しい肌へと導くリラックススキンケア。
十分な睡眠時間がとれた時のような肌へ
BAUMは、2020年6月に誕生したスキン&マインドブランド。全化粧品の90%以上を自然由来の成分で構成、商品パッケージや店頭もサステナブルな循環を意識している。
これまでも「樹木との共生」をテーマにクレンジング、化粧水、クリーム、オーデコロンなどを展開しており、2月2日に販売する「アロマティック スリーピングマスク」は特に睡眠時のセルフケアに特化した商品。
日本人の平均睡眠時間はOECD30か国の中でも最下位で、7時間22分だと言われている。これは世界で見ると平均して1時間ほど少ない。睡眠時間が7時間以下という人も67.7%いるという。BAUMはここに着目した。
ストレスや生活リズムの乱れによって睡眠の質が低下すると、肌状態が不安定になる一方、十分な睡眠が確保された生活の中ではくすみなどの肌トラブルも生じにくい状態が保たれる。
そこでBAUMにはユーカリと合歓の木の2種類の樹木由来成分を配合。樹木由来成分には抗酸化作用があり、メラトニンの働きをサポートするため、くすみを防止する効果も期待できるそう。
「アロマティックスリーピングマスク」は7,700円。フタ部分は木製家具メーカー「カリモク家具」とのコラボレーションにより、家具を作る際に発生する小さな木材を再利用。ひとつひとつ木目や色合いが異なる。レフィル(6,600円)を購入することで、フタ部分をずっと愛用することができるようになっている。
樹木の香りでリラックスしながら眠りにつける
同商品を体験した。使用するのは夜のスキンケアをすべて終えた後、眠る直前。手のひらにアーモンド粒大のジェルをとり、顔全体を包み込むようにやさしくなじませる。そしてゆっくりと深呼吸をして香りを感じながら指全体を使い、頬と額から目周りに円を描くようにして伸ばす。カプセルが溶けて肌に均一な膜ができたら馴染ませて完了だ。
トップは「ユーカリ、パイン、ニードル」、ミドルは「ローズマリー、コリアンダー、ゼラニウム」、そしてベースは「シダーウッド、ベチバー」の香り。時間によって変化する香りはとてもリラックスできた。
肌になじませるとアロマオイルカプセルが崩れ、油性美容成分が広がるためしっとりとした状態が長く続き、心地よさもあった。
長時間の睡眠時間を確保することが難しい人や、睡眠の質が気になっている人は試してみる価値がありそうだ。