キャリアデザインセンターは1月26日、「2022年冬のボーナス」に関する調査結果を発表した。調査は2022年12月14日~25日、同社運営の転職サイト「女の転職type」の会員女性592名を対象にWebアンケート方式にて行われた。
就業中の人のすべて(正社員、契約社員、派遣、アルバイト・パート、フリーランス、その他を含む)に対し、2022年冬のボーナスがいくらだったかを聞いたところ、「0(なし)」が49.2%で最多。「正社員・契約社員」の人に絞って見ても、35.9%が「0(なし)」という結果に。支給された人の平均金額は、「就業中の人すべて」は32.7万円で、「正社員・契約社員」は33.7万円だった。
ボーナスの満足度については、不満足派が54.5%(「かなり不満足」39.1%、「やや不満」15.4%)と半数を超えたのに対し、満足派は18.1%(「かなり満足」3.7%、「やや満足」14.4%)にとどまった。
2021年(昨年)の冬のボーナスも「0(なし)」が最多であったものの、その割合は46.9%であったことから、2022年(49.2%)は微増。一方、支給された人の平均金額は32.3万円で、2022年の32.7万円とほぼ変わらなかった。
また、金額差があった人にその要因を尋ねたところ、「会社の業績」(29.4%)、「転職」(15.8%)、「自分の評価」(12.6%)が多かったほか、「育休明けで満額入らなかった」「コロナで受注が減った」という声もあがった。
次に、理想の冬のボーナスについて聞いたところ、「50~99万円」(45.6%)が最も多く、平均金額は56.2万円。実際に支給された冬ボーナス32.7万円と比較すると約24万円のギャップが判明。
また、「冬のボーナスは何に使う(使った)?」と聞くと、2021年も2022年も変わらず、1位「貯金」(2022年47.3%、2021年41.5%)、2位「生活費に充当」(同33.9%、32.7%)という結果に。続く3位は、2021年は「ファッション・美容」(20.6%)だったのに対し、2022年は「旅行・レジャー」(22.7%)が3位にランクイン。ポイントも6%増加しており、新型コロナウイルスによる行動制限がなくなった影響が見て取れた。