サッカー元日本代表・鈴木啓太が設立した、腸内細菌を研究する企業AuB(オーブ)によるプレス発表会が、1月24日に都内会場及びオンラインにて開催。キッズ向けの食品分野に参入すると共に、子供(主に2~6歳)の腸内環境をケアする新商品を発売することを発表した。
今回、新たに立ち上げられたのは、“腸活食品”のブランド「aub for kids(オーブ フォー キッズ)」。2月1日より、同社ECサイト等にて“腸育粉末食品”「kids base(キッズ ベース)」(5480円/1箱30包入り)を発売するという。
ブランド「aub for kids」のコンセプトは“多様性の高いおなかの環境を作る”。「たくさんの菌を自身のお腹で飼い育てること、それが人々の健康の土台作りに重要なことで、そのためには“多種多様な菌を摂り、菌を育て、菌を守る”という3つのアプローチが必要」との考えから、新商品を開発している。
ブランドマネージャー兼商品企画責任者の山本大貴(ひろき)氏は、「kids base」について「1包で、子供のおなかにとって重要な約30種の菌(※ビフィズス菌や乳酸菌、aubが独自配合した菌素材「アスリート・ビオ・ミックス」など)を摂取することが可能です」と説明。
また、菌のエサになる食物繊維(イヌリンと難消化性デキストリン)を合計1.4グラム配合している点もアピールし、「(無味無臭で)摂り入れやすく、どのようなシーンでも使いやすい設計になっているのが特徴で、水や麦茶、ジュースといった飲み物以外にも、普段の食事や、外での食事などさまざまなものに混ぜてお使いいただけます」と解説した。
ちなみに今春には、第2弾商品の“腸活スープ”も発売予定だというが、これらの商品開発に取り組んでいる鈴木は、AuB設立の経緯について「調理師の母親に幼少期から『人間は腸が1番大事』と言われて育ち、腸内環境の重要性をいち早く認識して、現役時代からおなかのケアでコンディションを整えてきたことから」とコメント。「腸をケアすることで、全ての人にベストコンディションを届ける」をミッションに、「科学的なアプローチで腸内環境をサポートしていきたい」と、意気込みを語っていた。
森田麻里子医師とのトークセッションも行われ、“子供の腸活”は、じわりと注目を集めているそう。「腸内細菌と健康との関係については、医師やママ友の間でも注目度が高まってきているように思う」とのこと。
同社は今後も、「子供の腸を育成する“腸育”は2歳から始めるべき」との考えのもと、食事やおやつの際に手軽に摂取できる“腸育食品”を拡充していく考え。「『子供の健康のために腸活をさせたい』といったママやパパの声を形にしていきたい」とも話していた。